付属のイヤホンで通話する
僕は9月に訪れたニューヨークの街中で、たくさんのiPhoneユーザーとすれ違った。もちろん通話中だった人も大勢いたのだが、その中で誰一人として手でiPhoneを持って通話している人はいなかったのだ。これはちょっと驚きであった。
彼らがどうやって話しているかといえば、付属のヘッドホンを使っている。iPhoneユーザーかどうかは、イヤホンを注意深く観察すればすぐにわかる。iPodと同じような白いイヤホンのケーブルの中腹に、マイクの白い筒がついていればiPhoneを使っている証拠だ。
米国ではハンズフリーが普及しているため、片耳にBluetoothヘッドセットを付けている人をそこら中で見かける。だから町中で電話機を耳に付けずに話していても、周囲の人はそんなに気にしない。しかしそんな米国でも、両耳にイヤホンをはめたまま喋っているiPhoneユーザーは不思議な光景に映るようだ。
この記事でもあるけど、海外では携帯電話でヘッドセットを使うのが普通のようだ。しかし、日本ではヘッドセットを使っているところはまず見ない。どうも「独り言を言っている変な人に見られてしまう」のを恐れているらしい。
bluetoothがアメリカでは普及したものの、日本では普及しないというのも、この辺に原因があるのだろう。