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最近はオーディオブログです

Amazonプライムデーのお勧めイヤホン

2000円以下のPCスピーカーの新定番「FUNLOGY Speaker」

イヤホンの前に一押ししたいオーディオ製品があるので、最初に紹介したい。FUNLOGYが出したPC用スピーカーは1,980円と非常に安いのだが、音の空間が広がり、しっかりした低音が出る。ほぼ同価格のCreative Pebbleと同様にパッシブラジエーターを採用しており、構造はそっくり。違いは形ぐらいで、音はかなり似ている。どちらを選ぶかなら形で選んでいいのだが、FUNLOGY Speakerは現在セール中で1,490円となり、完全にライバルがいない製品となっている。PC用のアクティブスピーカーでとにかく予算を押さえたい人はこれを買っておけば間違いない。

1万円前後のワイヤレスイヤホン

前回書いた記事以降、いろいろワイヤレスイヤホンを買ったのだ、そこから感じたこと。
ワイヤレスイヤホンの価格帯別選び方 - ARTIFACT@はてブロ

  • LDAC対応にこだわるな
    • AACしか対応していないiPhoneユーザーは当然だが、Androidユーザーでもハイレゾ音源を聴くなど、音に強いこだわる人でもなければ、LDACは動作時間が約半分になるというデメリットをよく考えた方がいい
  • 安価な製品は音質より機能優先で考えろ
    • 安い製品の音質はそこそこ良いのだが、正直どんぐりの背比べなので、それよりも欲しい機能が装備されているか気にしよう。特にワイヤレス充電やマルチポイント、装着検知は装備していない製品が多いので注意。
  • 操作のカスタマイズができるかどうかは重視した方がいい
    • SOUDPEATSやEdifierなどアプリで操作がカスタマイズできな製品が意外と多い
  • アクティブノイズキャンセル機能を搭載したイヤホンを選べ
    • よく話題にされる怪しい中華ワイヤレスイヤホンはアクティブノイズキャンセル機能を搭載してないので、アクティブノイズキャンセル機能がついているイヤホンを選べば、自動的に怪しげな製品を除外できる。アクティブノイズキャンセル機能はそれなりの技術力がないと搭載できないので、いい線引きになるのだ

SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plus

ちょうどプライムセールに合わせて発売された新製品だが、かなり評価が高い。MEMSドライバーを搭載して、高音の抜けがかなり良くなった。購入したが、とにかく音が気に入っている。LDACだとマルチポイントに対応してないので注意。発売前にYouTuberやブロガーなどにかなり配ったため、発売前のレビューが大量にあり、その高評価を怪しむ人も多いと思うが、高音好きならぜひとも聴いてみて欲しい製品だ。

Xiaomi Redmi Buds 5 Pro

1万円以下で最強といわれることが多い好評のこの製品。今までセールでは1000円下がるだけだったが、今回2000円下がって、7,980円とかなり安くなった。店頭では売られてないので、AliExpressのセールで6,980円になっていた時に購入した。この辺の価格帯のワイヤレスイヤホンの音質はかなり上がったが、その中でも目立つ音の良さがあった。ただ、高音の抜けはそれほどでもなく、高音にこだわる人はCapsule3 Pro+の方を勧める。どの機能も平均以上に良いが、これといって目立つ良さがないので、定価の1万円近くだとちょっと満足度は低いなと感じてしまった製品。LDACでもマルチポイントに対応しているのは珍しい。また、他の中華ワイヤレスイヤホンではあまり装備していない装着検知機能がついている。

Anker Soundcore Liberty 4

Ankerの最上機種が1万円ちょいと大幅に安くなった。人気のP40iが初のセールということで話題になっていたが、最上位機種が1万円ちょいで買えるので、下手に妥協せず、こちらを買った方がいい。ただ、発売されて2年近く経っているので、今年中に新製品が出る確率は高そう。

5000円前後のノイズキャンセル機能搭載ワイヤレスイヤホン

Xiaomi Redmi Buds 5

上位機種との大きな違いとしてはSBC / AACのみ対応で、LDACに非対応なことだが、マルチポイントには対応している。なるべく安くノイズキャンセル機能付きイヤホンが欲しい人に

QCY MeloBuds Pro

LDACとマルチポイントに対応したMeloBuds後継機。購入したが、今のセール価格の5500円ぐらいなら機能的には良い製品。音もそこそこ良いが、上位機種を知ると物足りないかも。装着検知機能がついているのが珍しい。

Donner Dobuds ONE

安価な製品なのにBAドライバーとダイナミックドライバーをハイブリッドで搭載しているDobuds ONEが4000円ちょい。かなりのドンシャリサウンドで、この価格帯の製品の中では珍しく高音がキラキラしており、自分は購入して非常に気に入っている。高音が刺さるという人もいたが、刺さる高音と強い低音はデフォルトのイコライザーのせいなので、イコライザーを変えればいい。そこそこのノイズキャンセル機能と操作カスタマイズができ、気になる点はマルチポイントに対応していないぐらいだ。ぜひとも後継機を出して欲しいイヤホンである。

有線イヤホン

TRN ORCA

イヤホンを繋げる方法として、3.5mmのステレオミニプラグが一般的だが、最近のスマホにはステレオミニプラグがなくなってきた。そこでUSB Type-Cで接続できるイヤホンに需要があるのだが、実はこちらの方が音質的に有利だ。音にこだわる人はスマホにUSB-DAC内蔵のアンプ(ドングルDACやスティックDACと呼ばれている)を接続して、有線イヤホンの音質を向上させているが、ざっくり言うと、このドングルDACと同様のものがあのUSBコネクタの中に入っているのだ。その中で、音質の良さで勧めたいのが、TNR ORCAである。
USB接続のイヤホンはいろいろ試聴したが、音質面ではこれがベストと断言する。抜けの良い高音とキレの良い低音が低価格で楽しめる。難点はマイクの音質が他と比べると悪いところなので、ボイスチャットやリモートワークに使いたい人には勧めない。
花見川さんがこのUSB接続モデルを絶賛してなかったら、購入しなかった。

TRN CONCH

バランス接続のコネクタに交換可能なケーブルや、コンフォートタイプのイヤーピース、ケースなど付属品が豪華なことと音の良さで人気のCONCHが10%ポイントクーポンがついてセールに。もともと4500円ぐらいだったので、現在の4000円以下ならいつでもお買い得であろう。販売元が複数あるので注意を。

JBL TUNE310C

個人的には大絶賛されるほど音が良いとは思わないのだが、USB接続イヤホンで現在人気が高い製品。JBLの低音が好きな人なら。そうでない人ならORCAを勧める。

水月雨 MOONDROP Aria 2

女性ボーカルが気持ちよく聴けるイヤホン。人気が高く、しばらく在庫切れだったが、20%OFFクーポンとともに在庫が復活。

軽くて音が良いハイレゾ対応のUSB Type-C接続のヘッドホンATH-S120Cはお手頃価格

色はグレー、ライトバイオレット、ブラックの3種類


キクチャンさんから推薦されて買ったオーディオテクニカのATH-S120Cが良かったのでお勧めしたい。
USB接続の安価なヘッドホンを探そうとすると、音質に期待できないヘッドセットばかり。5000円以上出せば、ゲーマー向けのマイク付きヘッドホンはあるが、5000円以下で探すとないというのが現状だった。その上、安価な価格帯のヘッドホンは昔からのものが多くて、新製品が出なくなっている。そんなところに2月に出た新製品がATH-S120Cだ。
オーディオテクニカはもともとATH-S100という安価なヘッドホンで音が良いと評判の製品を出していたし、USB接続のイヤホンも出しているので、その複合といった感じだが、その完成度の高さには驚く。現在セールで、23日まで10%OFFクーポンが配布中であり、なんと3000円を切って買えるのだ。

音が良い

安価なヘッドホンでありがちな音のこもりはなく、クリアな音を出してくれて、低音もしっかり出る。音の情報量も多いため、こんな音が出ていたのか!という体験ができる。フラット傾向の音なので、どんなジャンルの音楽も聴きやすい。
安価な有線ヘッドホンとして、以前Amazon BasicブランドにあったHP01と比較してみた。このヘッドホンも音が良いと評判だったが、ATH-S120Cと比べると、それほどでもないなと思ってしまうほどに、ATH-S120Cの音は良かった。オーディオテクニカのヘッドホンはATH-MSR7bを所有しているので、こちらとも比較してみたが、さすがに価格帯が違い過ぎるだけあって、解像度の高さや音の深みでは負けてしまっていた。しかし、初めて聴く人ならATH-S120Cの音質で充分満足するだろう。良いオーディオ沼入門機である。
音楽だけでなく、スマホタブレットで映像を見る際にも、低音がよく出るため、映像を迫力の音響で楽しめる。

接続がシンプル

以前、スマホ向けのコンパクトで安いUSB DAC内蔵イヤホンコネクタを紹介したが、コネクタをつけて有線イヤホンやヘッドホンをつけると、どうしても接続が複雑になる。これはUSBで繋げるだけなのでシンプルだ。

USBコネクタの根元は曲げに強そう

軽くてスイーベル機能でコンパクトになる

音が良いヘッドホンというのは、だいたい200g以上はあるのだが、これは110gと非常に軽量だ。またスイーベルがあるのでコンパクトにおさまる

スイーベルでコンパクトになる

マイクとボリュームのコントロールが付いている

リモートワークで良い音質で音楽を聴きながら、ウェブ会議にも対応できる。このヘッドホンが一番向いた目的はリモートワークだろう。

ハイレゾ対応

DACは24bit / 96KHzに対応しているのでハイレゾ音源も安心して聴ける。

ゲーム機で使える

ゲーム機でUSBオーディオ機器を使おうとすると、USB Audio Class 1.0に対応している必要があるが、Switchで使えるそうなので、問題ないだろう。

『怪獣8号』の重低音がすごいので、ぜひとも良い音響環境で見て欲しい

怪獣8号

怪獣8号

  • 福西勝也
Amazon
映像の作り込みが半端ない『怪獣8号』だが、音響面でも力が入っており、特に怪獣が登場するシーンの重低音がとんでもない。1話冒頭のシーンでは、怪獣が動くたびに重低音が鳴り響き、怪獣の重量感、存在感が強く出てくる。防衛隊のヘリの攻撃も重低音が唸り、最後ミナが怪獣にトドメを刺す攻撃で重低音は最高潮になる。映像の素晴らしさと相まって何回も見たくなるシーンであった。サウンドトラックがプレリリースされていたが、音楽も重低音がよく使われていて、迫力があり、怪獣映画らしさが非常に出ている。映像配信の音源は圧縮音源だが、Amazon MusicではCD音質のロスレスで配信されており、映像配信よりも更に音のキレと低音が出ていてすばらしい。低音がすご過ぎて、夜には聴けないぐらいだ。
先行上映会をするテレビアニメは増えてきたが、『怪獣8号』も1話2話を映画館で先行上映会をしており、さぞ迫力のある音響だったのではないだろうか。せっかくだから『ダンジョン飯』みたいに5.1chで作って欲しかったところ。

一般的にテレビで放映される作品はテレビのスピーカーの性能を考えて、低音をあまり出さないのだが、テレビドラマより音響を作り込む作品が非常に多いテレビアニメ*1も低音を重視するようになってきていたのではないかと感じる。これは音楽もそうで、日本の邦楽はずっと低音が弱いと言われていたが、世界的には低音を強く出すミックスが流行っており、最近は米津玄師氏に代表されるように、邦楽でも低音が多用されている。
特に『怪獣8号』は、映画作品なみに重低音が出ており、テレビのスピーカーではこの低音を感じるのは少し難しい。音響を強化した環境でぜひ見てほしいが、スピーカーで重低音を出すには大きめのサイズのスピーカーやサブウーファーが必要で少々ハードルが高いが、イヤホンやヘッドホンなら低音が出しやすいので、イヤホンやヘッドホンでの鑑賞がお勧めだ。音楽を担当している坂東祐大氏も良い環境での鑑賞を勧めている。


低価格でお手軽イヤホンとしてKZ EDX Liteがお勧めなのだが、日本のAmazonから出荷されるLinsoul扱いのものは在庫切れになってしまっている。
1000円台前半で楽しく音楽が聞ける中華イヤホンのKZ EDX Lite(現在10%OFFセール中) - ARTIFACT@はてブロ
スマホタブレットで見る人なら、最近教えてもらったUSB Type-C接続のヘッドホンであるオーディオテクニカ ATH-S120Cが良かった。スピーカーならウーファー口径が165mmのPOLK AUDIO SIGNATURE ELITE ES20がお勧めだが、なかなか大きいサイズなので設置が難しい。売れ筋スピーカーのウーファー口径は130mmだが、165mmになると、サブウーファーなしでもかなり満足できる低音が出てくれる。スピーカーのスペックの再生周波数をやたらと気にする人がいるが、同サイズでの比較ならともかく、ウーファー口径が大きくなければ低音は出ないのだから、あまり気にする必要はない。サウンドバーを導入するのなら、サブウーファーが別になっているDHT-S517のような製品を選びたいところだ。予算が出せる人なら、ぜひともこんな感じで環境を揃えて欲しい。
『閃光のハサウェイ』のベスト視聴環境はLGの有機ELテレビとDENONのサウンドバーDHT-S517(予算20万円以内) - ARTIFACT@はてブロ

音響にこだわったテレビアニメ

Dolby Atmosで制作されている『ダークギャザリング』*2を見た時、ステレオでも低音がすごかったのを見て、重低音を多用しているアニメを気にするようになったのだが、今のところ、それほど多くはない。『炎炎ノ消防隊』は戦闘シーンの重低音がすごく、作画も良くて、隠れた作画アニメでもあった。『アンデッドアンラック』はスタッフが『炎炎ノ消防隊』と同じ座組だからか、こちらも重低音が多用されている。
『ダークギャザリング』のようにサラウンドで制作されているテレビアニメは意外と多い。最近では『ダンジョン飯』はNetflixでは5.1chで配信されているが、Netflixでは5.1chが配信されているアニメが多い。『空挺ドラゴンズ』『TIGER & BUNNY』二期は放送時から5.1chだったが、放送時から5.1chで一番古い作品は『攻殻機動隊SAC』だろう。『エヴァンゲリオン』テレビ版や『魔法少女まどか☆マギカ』『カウボーイ・ビバップ』はパッケージソフトで5.1ch化されており、それが配信されている。『スプリガン』『PLUTO』などNetflixオリジナルアニメはほぼ5.1chである。
『アークナイツ【黎明前奏PRELUDE TO DAWN】』『神撃のバハムート GENESIS』『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』も5.1chで放送されていた珍しい作品である。

サラウンドに対応したアニメに関してのリストは下記のブログが詳しい。
【Blu-ray、DVD】サラウンド対応アニメ一覧表【ア行】 - 行け!?俺のサラウンドヘッドホン。

*1:実写と違い、絵だけのアニメは存在感が薄いので音響が重視される

*2:Dolby Atmosで配信されているのはU-NEXTのみ。BDには収録されている

集英社セールで短めに完結している漫画

なるべく5巻程度で完結している漫画を選んだ。

服福人々―ふくふくひとびと― (全4巻)

ファッションにあまり興味のない人間でも、気持ち良く読めるファッション漫画だった。それはファッションのルールを解説するのが目的でなく、服を着るのを楽しむ姿をしっかり描いているからだろう。登場人物に対するセクシャリティに対する気遣いが細やかさが印象的な漫画でもある。

アリスさんちの囲炉裏端 (全4巻)

囲炉裏をテーマにした田舎暮らし漫画。

たぬきときつねと里暮らし(全3巻)

秩父を舞台に人間に化けるたぬきときつねの少女と都会生活に疲れた女性の交流を描く。

ココロのプログラム(全4巻)

心を学びにきたロボットの少女と一緒に暮らすことになった少年。繊細な絵が美しい。

もえばな(全4巻)

華道をテーマにした珍しい漫画。

シャドウクロス(全5巻)

ダンス漫画

ペンションライフ・ヴァンパイア (全4巻)

最終巻のみセール対象外だが、ゆるゆる異種族百合として。

神々の山嶺(全5巻)

エベレスト初登頂の謎をテーマにした登山漫画。フランスでアニメ映画化された

恋は光(全7巻)

7巻とちょっと長いが、せっかくなので紹介。恋をしていると光って見える不思議な能力の持ち主の主人公が、幼馴染と一目惚れの間で揺れる。原作を読んだら、映画もぜひ見て欲しい。