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そもそも生活の雑感記事にネガティブブクマコメントはつかないのでは? 他者に言及して、私はただ感想を書いただけなのに!と言う人が一番狙われる

嫌がられているのは、「車社会」ではなくて。 - 琥珀色の戯言[↑B]
もう終わった話かと思ったら、上の記事があって、じっぽさんがまだはてブコメントにこだわっていたようなので、書きかけにしていた記事を再利用。この記事に関しては、車の話とか変な喩え使うと余計に混乱するだけという感想なんだけど…。
はてブの人たちが偉そうにしている理由 - 琥珀色の戯言[↑B]
『はてな』を窒息させる「理論派ブックマーカー」 - 琥珀色の戯言[↑B]
自分の観測範囲では、単に自分の生活雑感を書いたりだけで、ブックマークでネガティブなコメントだらけになることは見たことがない。こういった生活雑感記事はあまり多数の人の関心を呼ばない。
たまたま発見されて、一つや二つネガなコメントがついているのはあるが、ブックマーク自体が10userもいかないだろう。また、そういった記事で「しねばいいのに」「あたまがわるい」タグが使われた記事が思いつかない。あとでも書くが、このタグはもっと社会的な事象に対して意見している記事に対して使われるタグだろう。
例として挙げられている「ある個人史の終焉」は特例ではないか?
※元記事が消えているからブックマークのほうをリンクしてみたけど、メタブクマがすごい
はてなブックマーク - ある個人史の終焉 - after game over[↑B]
そういう生活雑感記事よりも盛り上がるのは、政治や労働、差別、歴史認識など社会的な事象などに対して示した見解が問題視されるパターンが多い。「これはひどい」や「しねばいいのに」「あたまがわるい」といった罵倒はそういった記事につくタグだろう。生活雑感記事で、そんなタグはつくのだろうか?
端的にいうと、議論する気はないけど、何かに対して意見表明はしたい!って人が一番狙われている。意見表明なら当然批判される可能性はあるのだけど、そういうことが頭にない人。そういう人を見つけたら、ブックマーカーは舌なめずりをして狙いをつけるだろう。
もちろん、読む側も、自分の読み取りたいところを読んで、そこだけに反応していることもある。過去に書いたことを引用。
感情増幅装置としてのブログ - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]

個人に起きた事で個人的な感情を書いている記事でも、年金やら産休という要素が入っているおかげで社会の話にできて、それについて自分の意見が語れる。元の記事のコメント欄で、素光さんがあくまでその場に起きた感情を忠実に書いたものであり、あとから理性的に考えればその時の感情は理不尽だというまとめをしてるんだけど、それは無視されて、どんどん産休の話に。「産休」→「女性の容姿の表現」というコンボで確率変動大当たり。
昔書いた自分の記事を思い出したけど、感情の増幅装置としてネットは優秀だ。しかし、その感情が正しく他人に伝わるとは限らない。最初の記事を書いた本人の感情の機微は隅に追いやられ、元の記事の中の万人に理解できる部分だけクローズアップされ、あらたな枠組みで解釈されるようになってしまう。

この例では自分に起きた感情の記録であり、年金や産休は記事の主題ではなかったのに、言及する人にとっては、まるで主題であるかのようになっていった。自分の基準では、この記事は「意見表明」ではなかった。
※関連
ネットでの感情の共有は難しい - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]
学生はブログより学業をしろ - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]


じっぽさんの心配はわかるんだけど、普通に日記スタイルで生活雑感記事だけを書いている人なら、はてなブックマークネガティブコメントはつけられないんだから、それで嫌になるということはないだろう。ただ、こういったスタイルの日記を書く人が、たまに社会性の高い話題に迂闊な言及をして、ネガティブなコメントをつけられて嫌になることはあるかも知れないんだけど、これは迂闊なこと書く方が悪いかなあ。「格差社会とか言っているけど自己責任だろ?」なんてあたりが定番の迂闊言及。
また「社会性の高い話題」と書いたけど、別にそれだけでなくて、「他人が書いた記事への言及」で、迂闊なことを言っている場合には、ネガティブなコメントがつけられることもある。
ともあれ、他人に対して迂闊な言及をしていることに気付かずに、批判されて、「ここは私の日記です! 私はただ感想を書いただけなのに! 議論する気はありません!」みたいなことを言う人は別に心配しなくてもいいのでは?


なお、無断リンクなどのネットマナー的な話題に関しては、ちょっと話が別なので置いておくけど、もしかするとじっぽさんがイメージしていたのはこっちの話題?
特に有名でない人が無断リンク禁止を主張していても、わざわざそれを発掘しなくていいとは思うけど、その主張が原因で他の人と何らかの対立が起きている場合は、言及されてもしょうがないという気はする。
こういう事を主張している人は、発言を追いかけると、大変愉快なことがあるので、追いかけたくなる気持ちは、ネットウォッチャーとしてはたまらないというのもよくわかる。えっけんさんはブログ検索で「無断リンク」で探してはブクマしているみたいだし。
は、じっぽさんの仮想敵はえっけんさんなのかも!