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最近はオーディオブログです

飲食店での撮影

飲食店での撮影は非常識か? - 安田理央の恥ずかしいblog[↑B]
読んだ瞬間に、下の記事を思い出してしまったはてな脳。元記事はブログごと消えているのではてブにて。
はてなブックマーク - ねこになりたい。 - 何でもかんでも写真に撮りたがる無神経な人[↑B]
静かな雰囲気を売りにしている店では、携帯電話や一眼レフのようにシャッター音のするカメラで撮影するのは気にされるとは思うから避けるなあ。ラーメン屋とかうるさい店だと、そこまで気にされないとは思うけど。シャッター音が気になるので撮影する時はコンパクトデジカメを使う。といっても、結局ほとんど撮影することはない。マナー云々以前に撮影という行為を忘れてしまうだけなんだけど。
店内撮影禁止に関しては、以前小倉弁護士に聞いたところ、特に法的拘束力はないという話を聞いたことがある。だから単にマナーの問題になる訳だが、美術館など撮影禁止の場で撮影して追い出された場合に、抗議の裁判などをした判例とかあるんだろうか? ちょっと気になる。問題行動を起こして、出入り禁止になる客と同じようなもので、慣習的に問題ないとされてそうな気はするんだけど。
日本ユニ著作権センター/判例全文・2001/11/08[↑B]
ちょっと軽く検索してみたら、『女優鈴木奈保美さんを無断撮影、「週刊現代」の侵害事件』という裁判で、映画館で映画を撮影して、それを週刊現代に載せたという事件があった。

 被告は、本件写真は「平成11年9月22日京都朝日シネマ2で先行上映された際に被告が撮影したものである」と主張しているが、同会場内には「撮影禁止」の張り紙があちこちに張られ、館内放送を通じて劇場内での撮影を明確に禁止している。被告は、本件映画の著作権者である原告らに何らの承諾も得ずに、いわゆる隠し撮りの手法により本件映画映像を無断撮影したものであり、これは、公表を禁じていた原告らの意図に明白に違反するものであり、正当な取材活動の範囲を逸脱している。

著作物を誌面に載せたという問題を、支援するロジックとして「撮影禁止」が持ち出されている感じ。対象が映画という明確な著作物で、店内や料理だった場合はまたちょっと違いそうだ。
店内の撮影と、ブログなどネットで公表するという行為は分けて考えるべきで、店内の撮影自体を法的拘束力で縛るのは難しいだろうけど、その写真をネットで公表したのなら、また別の問題だろうなあ。
リンクされていたこの記事もその辺を気にしていて興味深い。
飲食店の批評 目指せ!繁盛店 〜小料理みきの教訓〜/ウェブリブログ[↑B]

 私は店に無断で食べ物の写真を撮っている。最初は許可を取って撮影しようかなと思ったが、許可を取ると、必ずその店のことを記事として載せないといけなくなる。私は悪口は書きたくないから、美味しくない店は載せない方針だ。それを貫くためには、やはり無断で撮影するしかないかなと思う。ただし、撮るのは注文した料理だけで、店内は撮らないようにしている。撮る場合は、店の許可を得るようにしている。

日本印刷産業連合会 知的財産権と個人情報保護[↑B]
検索していたら、いいサイトを発見した。印刷会社向けの知的財産権と個人情報保護に関する判例がいろいろ紹介されており、なかなか勉強になりそう。
この話題に関係しそうな判例
印刷会社のための知的財産 事件名:かえでの木事件…被写体の所有権に基づく出版物の差止等が認められなかった事件
http://www.jfpi.or.jp/property/about/pdf/no9.pdf


ちょっと違う件だが、こうした記録的な撮影で思い出すのが、携帯電話のアドレス帳に相手の写真を登録できる機能はどの程度活用されているのか?ということ。携帯の番号を教えてもらった瞬間に「撮影させてください」とは言いにくいだろうから、結局あの機能は使われてなさそうな感がある。