『ファイトクラブ』『キングゲイナー』『大同人物語』などで見られるボンクラとカリスマが物語を駆動していくタイプの話について考えてみる。喩えで挙げてる作品群が偏っているのは気にしない!
- カリスマでは感情移入がしにくいのでボンクラを登場させる必要がある
- ボンクラは実は隠れた才能を持っているが、それをカリスマが発掘する。『大同人物語』など
- 最終的にボンクラは何らかの成長をする
- ボンクラの方にあまりパターンはない。カリスマの方にいろいろパターンがある。かつて成功したが、今は下野している『大同人物語』、叙述トリックの『ファイトクラブ』など
- カリスマによってボンクラの道は決まる
- 性別が同じ同士なら、同性愛を描かない作品の場合、恋愛関係を描かなくて済む
- 性別が違うと、恋愛感情が出てきて複雑に。男ボンクラの鉄郎は、女カリスマのメーテルという『銀河鉄道999』
- 女ボンクラと男カリスマは適切な作品が思い浮かばない。『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』におけるケンとチャコがそれに近そうなのだが、チャコが女ボンクラかどうかは作中ではよくわからない。宇多田ヒカル氏と紀里谷和明氏みたいな関係だったのかもしれない