いいことなのか、悪いことなのか、わからない。でも多くの人間がそうであるように、俺もまた自分の生まれた国で育った。そしてごく普通の首都圏在住の中流家庭に生まれつくことができた。だからオタクエリートの不幸も地方在住オタの苦労も知らない。別に知りたいとも思わない。子供のころはゲームクリエイターになりたかった。ストリートファイター2、ファイナルファンタジー、ゲームのなかの世界は、何よりも素晴らしく、美しい。でも、学校を卒業する2ヶ月前に、美大生にはなれないってことを成績表が教えてくれた。だから、ゲーム専門学校に入ったんだ。
(ゲームクリエイターになりたいんだけど、やりたいのはキャラ絵を描く仕事という中二病)
- シロツグが『月姫』をプレイして同人ゲーム製作に目覚める
- 仲間が歌舞伎町で風俗に行く途中にはぐれ、ロフトプラスワンに迷い込み、リイクニに出会う
- 「時代は新伝奇なんですよ!」とファウスト片手にぶちあげるシロツグ
- 教典『動物化するポストモダン』を持って、「夢があっていいお仕事ですね」というリイクニ
「エロゲーを買ってレビューする方が、できそこないの同人ゲームより役に立つ」
「もし現実が一つの物語だったとして、そう考えた場合に、もしかしたらぼくたちが作っているエロゲーは正義の味方じゃなくて悪玉なんじゃないかって考えたことはないか」
「オタ友を一般ピープルの侵略から守るため必死で理論武装した。しかしそれが正義などではなく、太古の昔から繰り返されてきた殺戮の歴史をなぞっているだけであることもよく知っていた。(中略)オタク道は破産するまで終わらないゲームなのだ。たぶん、間抜けな猿が始めたに違いない。昔へ戻れだと?道は一本きりだ」
「そこから見てみろ、何が見える」「みくるの乳」「おまえのは節穴だ(長門だろう!)」
- 大手サークルに作品を委託してもらうことになるのだが、実は大手サークルにゲームの中のスタッフロールを書き換えられていて、大手サークルが製作したことになってしまっていた。それに気付いたのがコミケ1日前
- CD-R媒体での頒布なので、スタッフロールを直すにはプログラム書き直し&焼き直しをしないといけないのだけど、とりまとめ役の部長があきらめそうになる
「ここでやめたら俺たち何だ、ただの馬鹿じゃないか。ここまで作ったものを全部捨てちまうつもりかよ」
プレイヤーの方でこの文章を読まれた人いますか。
これは、当サークル初のCG集です。当初はゲームの予定でしたが、うまくいかなかったため、プレビュー版として先行発売します(本編は未定)。
たった今ぼくたちのサークルは初めて同人ゲームの世界に足を踏み入れました。
まんがやアニメがそうであったように,かつて神の領域であったこの空間も,これからはぼくたちの活動の舞台としていつでも来れるくだらない場所となるでしょう。
紙面を汚しセル画を汚し,さらに新しい表現を求めてPCモニターへ出て行く。
アマチュアの領域はどこまで広がることが許されているのでしょうか。
どうかこの文章を読まれている人,お願いです。どのような方法でもかまいません。
ぼくたちがここに到達できたことに,技術の発展へ感謝の祈りを捧げてください。
どうかお許しと哀れみを。
我々の進む先に暗闇を置かないでください。
罪深い歴史のその果てにも,ゆるぎない一つの☆彡を与えておいてください。
(前日スクリプトを書き換えた主人公が、スクリプトにその時こっそり書き加えた文章)
書いてみて思ったけど、『NHKにようこそ』と違いがない…。宗教にはまった女性も出てくるしなあ。