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共産主義国家の洗脳方法は「繰り返し」

サボテン観察日記
http://d.hatena.ne.jp/kyoumoe/20051006#c
ここだけじゃないけど、のまネコ絡みの記事のコメント欄は相変わらず議論がループしていて笑った。
これを見ていて思い出したのが、北朝鮮に亡命したよど号ハイジャック犯たちへの北朝鮮の教育の方法。ハイジャック犯たちは、武力闘争のためのノウハウを北朝鮮から知ろうとしていた。しかし、北朝鮮側は延々と主体思想の講義をするだけ。その講義を聞いては、ハイジャック犯たちは反論していたが、北朝鮮側は延々と同じ講義を繰り返すだけだった。
ハイジャック犯たちは、主体思想を認めれば、武力闘争のノウハウを教えてくれるだろうと考え、主体思想を認めたふりをしたそうだ。それをずっと繰り返しているうちに、いつしかハイジャック犯たちは主体思想に染まっていったという。その後に工作員としての教育をほどこしたのだ。もちろん、彼らへの待遇はよく、食事など潤沢に与えられていた。
以上『宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作』で知った話。
多分、これは中国譲りの洗脳方法なんだろう。中国帰還者連絡会こと中帰連に疑惑の目を向けてしまうのもわかる気はする。だからといって、あの人たちの体験談をすべて否定しようとは思わないが。
※補足
中帰連の人たちは思想教育を受けたが、よく言われる彼らは洗脳されているという意見で、どのような方法で思想教育を受けたか?に関する情報はない。
ただ、この北朝鮮での例から考えるに、中国の思想教育を受けた際、日本に帰りたいという一心で、信じていない中国の思想を信じたふりをしていた可能性があると考えた。当初は信じてなかったのが、その内、信じるようになってしまったのではないか?という推測。

宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作 (新潮文庫)

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