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最近はオーディオブログです

ネットで争うのが好きなのは男性も女性も同じ。でも動機が違う

嗚呼女子大生活 - 女は男を批判してはいけないし、批判できない。
http://d.hatena.ne.jp/chidarinn/20050924/p1#c1127585227
ここの本題とは関係ないんだけど、コメントでid:kmizusawaさんがこんな指摘をしていた。

# kmizusawa 『はじめまして。

むしろどうして男性はあんなに他人を批判したり議論したり、よそのコメント欄まで行って自説を主張したりするのが好き(というより抵抗がない?)かな…と思いますねえ(もちろんすべての男性ではありませんが)。
自分はどうしてコメントをしないのかと考えますと、面倒なことになったら嫌だなあ、というのがあります。どうしても炎上だとか感情的なやりとりになった場合のリスクとか考えてしまうんですね。』

そういえば、レイコさんのところでも似たようなコメントがあったのを思い出し、ちょっと突っ込みたくなったのを思い出したので書いてみる。
bdfd annex http://d.hatena.ne.jp/pippi/20050820#1124551892

和美 『男の人、ほんとに争い好きですよね。 いつもドラマの感想とか楽しく見させていただいていたんですけど、一連の流れ、ハタから見てるだけで正直ヘコみましたもん。争い嫌いです。怖い。
男女の性別でくくるなって言われるかもしれないけど、私も同じような事、パソコン通信時代の大昔から感じてました。体や脳の作りが違うんだろうなぁ。
pippiさんの文章は、女の正直な、できれば隠していたいような気持ちまでがはっきり書かれてていつもスカッとしますよ。

確かにネットでは男性が議論をよくしているという印象は受ける。
しかし、かといって女性に攻撃性がない訳ではない。ネット上でよく見かけるのが芸能人関係。ネットである芸能人に対して批判的なことを言ったら、ファンが殺到…みたいなことがあるのは、女性にファンが多い芸能人に多い。また、同人方面でも女性間の争いが多い印象を受ける。
なので、男性と女性では、争いをしようとする動機が違うのではないか?と考えている。
男性は、意見に対して批判するのが目的であり、人格にまで踏み込まない。人格と意見は切り離して考える。*1
女性は、自分の好きなものが否定されているのを見ると、脊髄反射で反応しているのをよく見かける。好きなものを否定される=それを好きな自分が否定されていると考えるようだ。人格と意見を切り離していない。
端的にいえば、男性はモヒカン族的に争いを、女性はムラ社会的に争いを起こしている感じ。もちろん、逆の場合もあるが、とりあえず大きな傾向としての話。
※参考
最近の話題ではこの辺も近そう。
すちゃらかな日常 松岡美樹:ファンクラブ志向と議論志向──SNSとブログにみるコミュニケーション・ギャップの原理
http://blog.goo.ne.jp/matsuoka_miki/e/f30a5a66176425c1cf65fcf62c379c01
※追記
kmizusawaの日記 - おっと忘れてた
http://d.hatena.ne.jp/kmizusawa/20050925/p1
確かに「争う」というより、「怒りをぶつけて去る」ですね。最初から議論をしようという気はないと。
書き忘れたんだけど、芸能人以外にも、ネットの無名だけど変な人を見つけてきて、まとめサイトができて攻撃にまでなるのは、女性でも多い印象を受ける。JOY祭りは2ちゃんねるの既婚女性板が発祥だし、かざきり羽事件も女性がメインだったと思われる。
JOY祭り - 簡単まとめ
http://members.at.infoseek.co.jp/eternalseason/joy/
ARTIFACT@ハテナ系 - かざきり羽関連
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20040713/kazakiri
ARTIFACT@ハテナ系 - かざきり羽検証サイト一斉撤退騒動その後
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20040724/kazakiri
以前紹介したサイトを再度紹介。
進化研究と社会:脳・心の男女差
http://homepage1.nifty.com/NewSphere/EP/b/brain_sex.html

男と女のコミュニケーションの違いについて
 男は
結論をはっきりさせよう白黒つけよう
俺のほうが立場が上だと示したい、認められたい
と対立をあおるようなミエ張り合い的言動をしがち、話をこじれさせ一段落までもめさせる人が目立つ。
 女は
結論の白黒より人間関係を良くすることを優先
相手をやりこめずにより良い選択肢を探しあう
紛争は回避でき状況改善には向いているが、論理的な討論で何か結論をはっきり出すという場は好まないもしくは不慣れな人が多い傾向。
  ネットは、時間の限りや関係の限りが不明瞭な場。
  どちらかというと「白黒つけたがり屋さん」よりは「より良い選択肢を探し合おうさん」のほうがネットには適していると思うけどね…。

オオツネさんがよくいう「優越感バトル」は男性に多い印象があるな。

*1:そうじゃないアホな人も多いが