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CSS Niteで思い出すCSSコミュニティ

Latest topics > CSS Niteにまつわる一連のアレを見て思った事 - outsider reflex[↑B]

世間がWeb標準とかそういう物に全く目を向けずに多数派の事だけ考えてテーブルレイアウトとFlashでWebを塗りつぶそうとしていた時に、マイノリティの卑屈さで自分を支えて小さな掘っ立て小屋を根城に細々と世の多数派の価値観に対し抗おうとしていた、そんなルサンチマン丸出しの立場でCSSとかWeb標準とかを考えてきていた僕のような人間にとって、Movable Typeの大流行で一気に波に乗ってWeb標準云々の話題に飛び込んできた勝ち組多数派の人達がいつの間にかおっ立てていった立派なビルを、素直に評価することなんて果たして可能なのか? 自分の中に鬱積した劣等感と美味しいとこだけ見事に持って行かれた悔しさとで発狂しちまうんじゃないのか?

この記述を読んで、2004年に徳保さんが『スタイルシート スタイルブック』の著者たちや、CSSコミュニティがなぜ出版などで評価されなかったのか、という愚痴を書いた記事を思い出した。
趣味のWebデザイン - 新潮流[↑B]

Weblog の波がきて、よくわからない個人テキストサイトの書き手がどんどん台頭してきたときにも「え〜!?」と思ったものですが、こういった経歴不詳・実力不明の新参勢力が突然現れて勝ち組になる過程というのは、何度見ても納得がいかないというか、不気味な感じがします。いずれにせよ、市販の HTML や CSS の解説書に厳しい突込みを入れてきた旧来のコミュニティから、本の著者どころか編集者も監修者も誕生しなかったという現実には忸怩たるものを感じます。神崎先生も大藤さんも今村さんも、見ている場所は近くとも立っている地点は離れていたわけで。

改めて読むとひどい難癖だこと(笑)。
この記事で触れられている人たちが、CSS Niteで講演やったりしているってのが面白い。「新しい波の作り方」「新しい波への乗り方」というのを考えさせられる。
Latest topics > 古参感情、古参チマンの正体についての考察 - outsider reflex[↑B]
とか何とか思っていたら、Piroさんが「新潮流」の記事とかをピックアップして新たに記事を書いていた。やっぱりこの記事が念頭にあったのか。
この話題は、すごい要約してしまうと名声や名誉欲問題なのかなあ。
※追記
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inugamix 某方面 著者欲という言葉をあのとき思いついたんだった。例文)某龍のつく人は猛烈に著者欲が強い。当時も、プロ制作者になった人や講演に呼ばれるほどの定評を得ている人はいて、違和感を抱いたのを思い出す。

著者欲ってのはいいなあ。「単著もないくせに」みたいな(笑)。

phk *あとで考える 政治力とか、一般人に伝わる言葉を使えるか・使えないかといった問題かもという感想。マニアが素人を馬鹿にするために使ってきた語彙は、そのままボリュームゾーンに使っても絶対響かないみたいな

いろいろな人にわかりやすく伝えられる能力ってすごいのに、マニアや専門家からするとバカにされやすかったり、評価されない、みたいな。