- 作者: 大平健
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/09/25
- メディア: 単行本
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「友達の作り方」に関する雑文
http://homepage3.nifty.com/tenteba/tomo.html
の「関連文献」で紹介されていて、すごく誉められていたので気になって読んでみた。「ニコマコス」はアリストテレスの『ニコマコス倫理学』からなんだけど、別にアリストテレス研究本ではない。
文字が大きくてすぐ読めてしまい、価格の割に情報量はないんだけど*1、具体例で解説されていて大変わかりやすい。Amazonのレビューで「当たり前のことしか書いてない」というのがあったけど、そういう人は別にこういう書籍を読まなくていいんだろう。普段意識せずにやっていることを、これだけわかりやすく解説しているものは見たことがなかった。確かにこれは上のページの作者が誉める訳だ。
「恋愛コミュニケーション」と書いてあるけど、汎用性が高い話として読める。
自分の考えた前口上(コンテキスト)が、相手によって変えられた時、最初のコンテキストにこだわり過ぎて、失敗してしまうというのは納得。
コミュニケーションにもテクニック
http://homepage1.nifty.com/shigeki-suwa/technique/
質問には二つのタイプがあり、その一つは、「はい」「いいえ」「32歳です」などと、答え方が決まっている閉ざされた質問です。そして、もう一つが、考えながら自由に答えられる開かれた質問です。
これと似たようなことも書いてあった。
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著者の大平健氏は『やさしさの精神病理』で有名。『ニコマコス流 頭脳ビジネス学』の方も面白そうなのでメモ。
*1:新書レベル