ARTIFACT@はてブロ

最近はオーディオブログです

「毛づくろい的コミュニケーション」反応メモ

ARTIFACT@ハテナ系 - ブログやmixiでよく見かける「毛づくろい的コミュニケーション」
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20060416/kedukuroi
の続き。

オリーブの牧杖(セプトル) - ひきこもり的視点からみる毛づくろい的コミュニケーションについて
http://d.hatena.ne.jp/yodaka/20060418/1145379777

斉藤環氏が日韓ひきこもり会議で使っていた「毛づくろい的コミュニケーション」について。この時は、ひきこもり当事者と家族の間において、意味のある会話は関係を追い詰めてしまう、単に関係の確認だけをする「毛づくろい的コミュニケーション」が重要だと言っていたそうだ。

ここからは個人的雑感だが、ブログに置き換えて考えてみると、たしかに雑談的なコミュニケーションを促進する側面がブログにはある。でも一昔前の日記系サイトとくらべてサイト全体の趣きより、エントリー単位の情報の質がより重視されるブログはまずもって「意味のある実用性のあるエントリー」というものが増えたというか、求められやすい傾向がある気がする。もしくはそう思わされる(自分だけ?)。

Permalink時代はサイト単位ではなくエントリー単位で読まれるために、サイト管理人を知らなくても楽しめる意味や実用性が求められるように。はてなブックマークなどのシステムもよりその傾向を強化していく。
サイト管理人が、そういうものばかりを求められているというのを感じて息苦しくなると、本家と別荘みたいにわけるという戦略が出てくる。
※関連
ARTIFACT@ハテナ系 - 断片部とかってはてダユーザーにとっての別荘でしょ
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20051121/danpen

記識の外 - 「現実に近い」テレコミュニケーションなんてしたくないよ。
http://d.hatena.ne.jp/using_pleasure/20060420/1145513855
…おそらく「現実に近い」コミュニケーションというのは、人間にとっては処理能力的に負担が大きいのだと思う。

自分も金田さんと同じく、テキストコミュニケーションはいろいろな点でコストが低い、だから今後もネットのコミュニケーションにおいて、テキストは主流だろうと考えていた。
過去形なのは、実は単に見知らぬ人と映像や音声で簡単に話せるシステムがないだけでは…という気が最近強いからだ。これは、らじろぐ(http://radilog.jp/)を聞いていると、実に簡単に見知らぬ人と会話している10代の人たちが多いことから受けている印象から。現状のskypeなどのようなメッセンジャーベースのシステムは、継続的な関係を持つことを前提としているからハードルが高いんじゃないかと。
考えてみれば、世の中にはテレクラというシステムがある訳で、まったく見知らぬ人相手でも、映像はともかく、音声のみのシステムなら、結構普及するんではないだろうかと思ってる。

日曜社会学>出不ろぐ de√Blog
http://d.hatena.ne.jp/contractio/20060421#1145545371

元々は雑誌の対談からの引用なので、引用元である雑誌名をきちんと書いたもらえると嬉しいです。