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最近はオーディオブログです

田舎臭い優等生

http://www.asvattha.net/soul/index.php?itemid=379
この記事の本題のGREE nightとは関係なく、charlieさんの「会場のほとんどはクラブもディスコもクラブミュージックも、クラブでの身体技法もわからない田舎臭い優等生みたいな連中」に過剰反応。オタク的には田舎臭い優等生の方に親近感を感じるので、クラブの身体作法を知っているのが都会の不良でカッコイイ!みたいな価値観には異議を唱えたい。東京出身で東京在住、でもイメージとしての洗練された東京人とは違うださい派の人間としては、サブカルデビューしたほうが都会人らしいという価値観の方が田舎者臭いぜ!と主張しよう。
地方出身者が東京の大学にきてから、テレビブロス*1を一生懸命読んでサブカルを勉強している、みたいな構図が田舎者臭いんですよ!
こういう光景って、はてななどでもよく見かけて、聞いている音楽や読んでいる本で自分の個性が主張できているとか思ってそうな学生はよく見かける。この辺は、ある特定の音楽を聞いているのはかっこいいからモテ!とか言っている人にも通じるが、その「かっこいい」の価値観も狭いサブカル村内であることに気付いてないのが滑稽。センスエリートだけでモテになるという価値観だからモテないんだよ!
自分が好きだということより、他人からどう見られるのかばかり気にしてしまう人を見ると哀れだなーと思ってしまうのであった。自分の中での「田舎者」というのは、かなりの俺定義だけど、他人の視線ばかり気にする人なのだ。もちろん、どう見られているかという客観的視点がない人もそれはそれで困りものなんだけど。
この辺の気持ちをすご〜く言い表している文章があるのでそれを紹介。江島健太郎氏のCNETのWeblogより。

http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/001052.html
特に精神的なタフさをまだ身につけられていない若い人たちサブカルチャー的なサイトや匿名掲示板などに安易に傾倒してしまい、そこで一喜一憂しているのを見るにつけ、そういう時期もあった方がよいと思う反面でいつ卒業するのだろうかなどと説教臭いことをも思ってしまうわけである。スノッブたちのシニカルな文章が飛び交うこれらのコミュニティは、言葉による虚構の人格を構築する半分オトナ半分コドモのためのゲームあるいはカルトである。そのことをわきまえた上で、割り切って楽しむべきは楽しみ、済し崩し的に見えざる宗教に染まらないように適度な距離を保つべきではないか。染まるならむしろ確信犯として堂々と染まって欲しい。と、そのような勝手な期待を抱いてしまうのだ。(このあたりはあくまで私の偏見である)

これ読んだ時、はてなのことを言っているんだろうと勝手に思っていた。
同時期に見つけたんだけど、サブカルデータベースとしてのWeblogという話でまとめていた下記の日記も面白かった。
http://d.hatena.ne.jp/importer/20040325#p1
※その後のフォロー
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20040920#tokyo
宮台真司のダンディズムの話に絡むという指摘(http://d.hatena.ne.jp/walkinglint/20040924#p5)があったのでリンク
http://www.miyadai.com/index.php?itemid=159

*1:テレビブロスといえば編集長のこのコメントはすごかった http://www.tokyonews.co.jp/recruit_pages/recruit_chife_messege02.html