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最近はオーディオブログです

『花田少年史』のDVD-BOX

花田少年史 DVD-BOX

花田少年史 DVD-BOX

実写版が公開される記念で出るそうだ。1万5000円切って安い…。
あと気になるアニメDVD。

るろうに剣心 DVD-BOX 全集・剣心伝

るろうに剣心 DVD-BOX 全集・剣心伝

ロードス島戦記 DVD+CD BOX

ロードス島戦記 DVD+CD BOX

「ミドルテール」など

Tech Mom from Silicon Valley - YouTubeが進化した、「ミドルテール」系サイトたち
http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20060725/1153848284
で、私の予測というのは、テレビ・映画みたいな「恐竜の頭」側の人たち vs. YouTube的「ロングテール」な人たちの間の中間に、「ミドルテール」と呼ぶ領域がだんだんできてくるのでは、ということ。

ロングテールをミドルテールに引っ張り出すシステムがあれば、制作者の層を厚くすることができるので期待したい。

キャズムを超えろ! - YouTubeだの放送通信融合だの言うけど、結局皆は放送コンテンツの権利回り,配信形態がどうなって欲しいのよ
http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20060725/p2

視聴者が理想と思う流通形態・ライセンス形態をまとめてる。

二級市民は目で殺す
http://d.hatena.ne.jp/secondclass/20060726#p1
ネットメディアのペースで生産するのにぴったりのコンテンツとは、予算を立てて投資を集めてコンテンツを制作して投資を回収するといったような、ある程度人手と資金の集約を必要とするようなもの(それだけ時間もかかるもの)ではなく、「安かろう悪かろう早かろう」なアマチュアコンテンツなんじゃないかと思う。ウェルメイドな少数のIG作品やジブリ作品ではなく、不特定多数が個人レベルで作るそれなりの質のFLASH作品の山こそが、ネットメディア向けのコンテンツということになるのではないだろうか。

これは異論ないんだけど、そうすると状況は現在と大して変わらなくて、メジャーリーグマイナーリーグの間には大きな壁があって、マイナーリーグはほぼビジネスにならないよね、って話になっちゃってあんまり楽しくないという。映像は頭脳集約型産業なので完全な個人では限界があるし。
この辺りは、自主制作アニメの苦闘が参考になる。

livedoor ネットアニメ 特集 インディーズアニメ現状分析レポート =個人制作アニメは市場を確立できるのか=
http://anime.livedoor.com/feature/0fbddbf019d3e588_1.html

ここでロマのフ比嘉氏が興味深い指摘を話している。

10年前に賞をとった時と比べて一番かつ最大の変化点はDVDの登場。以前はビデオテープでの発売しか方法がなく価格も1万円以上と高価な商品にせざるを得なかったが、Play Station 2 の登場で一般家庭でもDVDが見られるようになり、映像は『ビデオを借りて見る』から『DVDを買って見る』という時代に変化した。このように作品が『売れる』ようになったことは非常にエポックメイキングな出来事と捉えている。

DVDが生まれなければ、映像で直接対価を取ることは難しかった。逆にDVDに収録できるほどでない短い映像作品はお金を回収しにくいことになる。
そういや、高城剛氏も『ヤバいぜっ!デジタル日本』(ISBN:408720345X)でDVDは現在の映像ビジネスでかなり最適解だと言っていた。この書籍は、微妙な意見とかもあるけど、ヒントを与えてくれる読み物として面白かった。

ウェブアニメーション大百科 GIFアニメからFlashまで

ウェブアニメーション大百科 GIFアニメからFlashまで

Flashといえば、ばるぼらさんのFlash本がもうすぐ出るのか。

アンカテ(Uncategorizable Blog) - 映像がURLで細切れに参照されたらテレビが死ぬ
http://d.hatena.ne.jp/essa/20060724/p1
テレビの権益とは、映像のコピペ権ではなくて、映像をパッケージングする権利である。

漠然と思っていたんだけど、これはきれいにまとまった説明だ。テレビも広い意味のパッケージビジネス。


ブクマコメントより。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://artifact-jp.com/mt/archives/200607/telecombroadcasting.html

2006年07月26日 Oriuta27 わかりやすい。YouTubeはデパ地下の試食コーナーに似ていて、試食だけを束ねても商売にはなりにくいと思う。

これはいい喩え。

2006年07月25日 mkg_b YouTube 映像をタダで見せて、壷を売るみたいな商法にシフトしていくのかなぁ。
2006年07月25日 junkMA YouTube, ネット戦略, パラダイムシフト 映像そのものの消費速度が上がっていくとするならば、映像から派生した映像とは別の作品でしか価値を稼げなくなりそうな気。そうなるとネット配信でまともなのはアニメくらいになる?

映像はタダで見せて他のものを売るビジネスになる?という意見。まるで昔のおもちゃメーカー提供のアニメのよう。このシステムで大人向けの作品はできるか?

アニメーターのわずかな個性も許さないアニメファンに絶望した!

電源を入れてください〜都市ノォト〜 スクールランブル 2学期 15話
http://buchi21.blog64.fc2.com/blog-entry-207.html
今時のアニメファンは作品全体の統一感やら,十全性(安定)などを強烈に意識するらしく,それを壊す異分子はなるべく排除したいんだとか。声優の演技やらシナリオ(物語)に集中したいがために,邪魔になる個性的な作画を嫌うという。

と書かれていて、最近のアニメファンは統一感ばかり重視していて、個性を許さないよなあと思っていた。うつのみや理作画騒動とか。二次元のキャラクターに感情移入するためには、アニメーターの個性は邪魔なもの。更科さんがよく言う「ノイズ」扱いされてしまう。


しかし、事態はもっと深刻になっていた……! うつのみや騒動がかわいく見えるぐらいに。
こちらの記事で紹介されていた『魔法少女リリカルなのはA's』を見てみたら…。

りせっとはかく語りき * 魔法少女リリカルなのはA's DVD版第12話作画修正比較
http://koali.blog43.fc2.com/blog-entry-475.html

ええー、アニメーターの画力が低くて作画が崩れているとかでないし、オリジナルのキャラデザインとちょっと違うだけなのに、DVDでこんなに大量の修正を!? 修正した後の差ってぱっと見じゃわからないよ!
この作画をしたのは斉藤良成氏で、ファンから「ベルカ式作画」といって椰揄されていたそうだ。だから、この修正はリンクしたブログのコメント欄を見るとわかるように歓迎されている。

リリカルなのはA's DVD3巻は神修正
http://www.gradius2.com/index.php?mode=trackback&UID=1143129509

この回でも修正されている。
この修正をさせられたスタッフの人たちに同情してしまうな…。時間不足とかによるクオリティの低下でなくて、こんな細かい差のために修正作画作業をさせられるなんて…。こういう時に「しねばいいのに」って使いたい…。

魔法少女リリカルなのはA's - Wikipedia
同作品のDVDが発売されているが、戦闘シーンを中心に作画の乱れがかなり改正されている。(ほぼ書き直し?) 解りやすい箇所を挙げると 第12話「夜の終わり、旅の終わり」
※強調部は筆者による

「作画の乱れ」って何だよ…。

ゲームの為なら女房も泣かす - DVD版の作画の修正
http://d.hatena.ne.jp/annnnnnna/20060726/1153883310
どのタイミングかはっきりしないにファンのせいにされても。

確かにそうだけど、スケジュールに関しては『魔法少女リリカルなのはA's』の作画は全般に安定していたと聞くし、「放映時にスタッフが見て気に入らなかった」レベルではこんな大規模な修正は行うとは考えにくい。そして、この斉藤氏の担当回だけ狙い打ちして修正されているので、放映後のファンの反応を見て、修正したと判断した。
※追記
コメントなどに対するレスは別記事にしました
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20060727/animator2