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最近はオーディオブログです

アニメーターのわずかな個性も許さないアニメファンに絶望した!

電源を入れてください〜都市ノォト〜 スクールランブル 2学期 15話
http://buchi21.blog64.fc2.com/blog-entry-207.html
今時のアニメファンは作品全体の統一感やら,十全性(安定)などを強烈に意識するらしく,それを壊す異分子はなるべく排除したいんだとか。声優の演技やらシナリオ(物語)に集中したいがために,邪魔になる個性的な作画を嫌うという。

と書かれていて、最近のアニメファンは統一感ばかり重視していて、個性を許さないよなあと思っていた。うつのみや理作画騒動とか。二次元のキャラクターに感情移入するためには、アニメーターの個性は邪魔なもの。更科さんがよく言う「ノイズ」扱いされてしまう。


しかし、事態はもっと深刻になっていた……! うつのみや騒動がかわいく見えるぐらいに。
こちらの記事で紹介されていた『魔法少女リリカルなのはA's』を見てみたら…。

りせっとはかく語りき * 魔法少女リリカルなのはA's DVD版第12話作画修正比較
http://koali.blog43.fc2.com/blog-entry-475.html

ええー、アニメーターの画力が低くて作画が崩れているとかでないし、オリジナルのキャラデザインとちょっと違うだけなのに、DVDでこんなに大量の修正を!? 修正した後の差ってぱっと見じゃわからないよ!
この作画をしたのは斉藤良成氏で、ファンから「ベルカ式作画」といって椰揄されていたそうだ。だから、この修正はリンクしたブログのコメント欄を見るとわかるように歓迎されている。

リリカルなのはA's DVD3巻は神修正
http://www.gradius2.com/index.php?mode=trackback&UID=1143129509

この回でも修正されている。
この修正をさせられたスタッフの人たちに同情してしまうな…。時間不足とかによるクオリティの低下でなくて、こんな細かい差のために修正作画作業をさせられるなんて…。こういう時に「しねばいいのに」って使いたい…。

魔法少女リリカルなのはA's - Wikipedia
同作品のDVDが発売されているが、戦闘シーンを中心に作画の乱れがかなり改正されている。(ほぼ書き直し?) 解りやすい箇所を挙げると 第12話「夜の終わり、旅の終わり」
※強調部は筆者による

「作画の乱れ」って何だよ…。

ゲームの為なら女房も泣かす - DVD版の作画の修正
http://d.hatena.ne.jp/annnnnnna/20060726/1153883310
どのタイミングかはっきりしないにファンのせいにされても。

確かにそうだけど、スケジュールに関しては『魔法少女リリカルなのはA's』の作画は全般に安定していたと聞くし、「放映時にスタッフが見て気に入らなかった」レベルではこんな大規模な修正は行うとは考えにくい。そして、この斉藤氏の担当回だけ狙い打ちして修正されているので、放映後のファンの反応を見て、修正したと判断した。
※追記
コメントなどに対するレスは別記事にしました
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20060727/animator2