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最近はオーディオブログです

『殺し屋1 THE ANIMATION EPISODE 0』

殺し屋1 THE ANIMATION EPISODE 0 [DVD]
殺し屋1 THE ANIMATION EPISODE 0 [DVD]
実写の映画のあとに発売されて見よう見ようと思っていて、見てなかったアニメ。
ストーリーは、ヤングサンデーの『殺し屋1総集編』に掲載された『誕生編』をベースにしたもの。垣原の声優は三池崇史が担当。『誕生編』には垣原は出てこないけど、冒頭にイチ対垣原のシーンが入っている。
これだけエグい描写をしているアニメは珍しいような。ウサギや猫の死体など、イヤ描写が盛り沢山。
一番面白かったのはエンディング。劇中のセリフをサンプリングした曲で、何ともいえないテイストになっている。
空手道場に通っていてイチを誘惑する女を大原さやかが演じていて、「おちんちん」とか言ったり、エロいセリフを言うので、大原さやかマニアにはお勧め!

『リベリオン』

リベリオン -反逆者- [DVD]
リベリオン -反逆者- [DVD]
公開当時「ガン=カタ」がすごく話題になっていて見に行こうかと思ったものの見逃していた映画。評判通り楽しめた。DVDを買ってもいいかなと思えるぐらい。。アクションはもちろん良かったんだけど、妙に均質な近未来の都市もグー。『ガタカ』を思い出したけど。
警察の車両が空港の車両みたいにやけに車高が低かったのはなんでだろう。『エイリアン2』の装甲兵員輸送車両へのオマージュ?

『ラストサムライ』

ラスト サムライ 特別版 〈2枚組〉 [DVD]
ラスト サムライ 特別版 〈2枚組〉 [DVD]
評判いいのに見なかった映画シリーズ。結構長いからダレるかと思ったら、テンションは維持できた。アクションも良かったし、DVDは安いから買いそう。
他の人の感想を見たら、時代考証に突っ込む人が多かったけど、アメリカ人がここまでやれば立派だと思ったなあ。逆に、日本人がこういうスケールの大きな映像の時代劇映画を撮れるか?といったら疑問な訳だし。
そりゃ、横浜から皇居が見えて、え、それどこ?と思ったし、皇居の前には謎の階段があったりと、気にし始めたらキリがない。でも、ある感想で「これは『人狼』だ」と書いている人がいたけど、まさにその通りで、架空の歴史モノとして見るのが、作品を一番楽しめる態度だろう。
忍者もツッコミどころだろうけど、ウソ臭い謎の忍術を使う訳でもないし、侍とは違った戦い方をする兵隊という感じは出ていて面白かった。
最後の戦闘シーン、やけに緑が綺麗だし、兵隊の整列ぶりの綺麗さに既視感を憶えたんだけど何かわかった。『エイジオブエンパイア』とかの歴史ものリアルタイムシミュレーションだ!
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20030709/ron.htm
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20040611/ron.htm
これは『Rise of Nations』の記事だけどこんな感じ。

カレンダー復活

NN7で見た時、カレンダー部分が横に広がるという症状が出ないとのことなので戻してみた。NN7ユーザーの方は報告よろしくです。にしても、はてなのこと書き過ぎ!
そういえば、なんでカレンダーつけるの?という質問があったんだけど、ひとえに自分のため。はてなはMTと違って、カテゴリーで表示しても、タイトルで確認するといったことができないから、あれを書いたのはこの時期だよなあ…と日付移動することが多いもので。

川崎裕一氏、はてな入社の理由を語る

http://nkcp.zive.net/yublog/archives/003056.html
他のはてなで取り上げているだろうかと思って調べてみたら、まだ誰もこの記事にリンクしてないというのがびっくり。自分も川崎裕一氏をよく知っている訳ではないけど、どうもはてなユーザー川崎裕一氏には距離があるみたい。
http://d.hatena.ne.jp/http?//nkcp.zive.net/yublog/archives/003056.html
http://d.hatena.ne.jp/http?//nkcp.zive.net/yublog/

捨てハテ名

http://d.hatena.ne.jp/claw/20040701#c
より。IDを登録してないと書き込めないはてなで、書き込むために取ったIDの事を差す言葉らしい。フォローしておくと、捨てハテ名といわれた人はあとでダイアリーも作ったようだ。
このコメント欄はコメント欄で、最近よく見かけるようなタイプのネット右翼さんと腰の据わった左翼の人の論争という感じで面白い。

はてダユーザー数の伸びが鈍化している

http://d.hatena.ne.jp/smoking186/20040719#rd_62_2
これから、はてなダイアリーユーザー数の増加というのがわかるんだけど、コメント欄で指摘があるように7月に入って急速にユーザーの伸びが減っている。

4月 38084
5月 44323(+6239)
6月 52105(+7782)
7月 53212(+1107)

http://d.hatena.ne.jp/kowagari/20040716#1089939934
テラヤマさんが指摘していたんだけど、はてなダイアリーユーザーがJUGEMに移行していた時期があるとか。個人的にはそういう実感はなかったので、へーと思った。
もう一つ、メモライズライブドアに買収された時、機能的には一番近いサービスははてなだから、はてなに流れるかなーと思ったら、JUGEMに流れる人が多かった。
で、これは個人的な印象だけど、理由はデザインだったんではないかと思っている。各Weblogサービスのトップを比較すればわかると思うが、中でもはてなはあまりに寂しい。画像はほとんど使われていないし、簡単なはてなダイアリーの説明と最新キーワードが並んでいるだけ。これだけだと、何も知らない人は見ても楽しそうだなーとは思わないだろう。もちろん、それははてな内部でもわかっているだろうから、デザイナーを募集しているんだとは思う。
そんな感想を以前から持っていたんだけど、はてなのオフ会のディスプレイを見た時にも感じてしまったのだ。あのディスプレイというのは、はてなを知らない人が見た時にどう思うか?というのが計算されてない感はあった。デザインが素っ気なくてもユーザーに対するサポートが良ければ、ある程度のユーザーを獲得できるけど、それだと限界があると思う。
そういったことと絡めて、このユーザー数の鈍化というのは気になってしまったのであった。

「強い人」と「弱い人」

http://d.hatena.ne.jp/kanose/20040721#hatenaoff
に対して
http://www.neats.org/
ニーツオルグのさやわかさんが#67で返事をしていたので書いてみる。オフ会のディスプレイの話は、もうちょっと広い話にも繋がると思って、ちょっと別項目を立てる。
「繋がり」の問題だけど、Webサイトというのは情報発信のためのパブリッシングツールとコミュニケーションツールの面があって、強い人というのはパブリッシングツールの面としてのWebに重点を置いているが、弱い人というのはコミュニケーションツールに重点を置いていると思っている。
前回出した「強い人」「弱い人」に関しては、過去に「ネットの中心を見出す中華思想」というのも書いた。この時も、情報発信とコミュニケーションという軸で触れている。
http://artifact-jp.com/mt/archives/200403/netsinocentrism.html
ここでも書いたように、自分自身にもコミュニティへの帰属意識というのは持ちたくないというのはある。ただ、さやわかさんほどコミュニティが嫌いという訳ではないから、こういう文を書いているんだとは思う。


さて、「強い人」が好むパブリッシングツールは、第三者が読んでくれなければ成立しない訳で、読者とのコミュニケーション(繋がり)を拒絶している訳ではない。しかし、それは直接的なコミュニケーションだけを欲している訳ではなく、たとえば自分の書いた文章を読んだ誰かが、それをきっかけに何か始める、といった間接的なコミュニケーションでもいいのだ。もちろん、直接的なコミュニケーション(感想をもらう)もあれば嬉しいけど、パブリッシングツールとしてのWebが好きな人は、端的に言えば、他人に影響を与えることが好きなんだと思う。
それに対して、コミュニケーションツールというのは、悪くいえば、単に繋がりがあることを確認するためのものになりやすい。学生のサークルの飲み会などで顕著だが、その身内の中で起きた出来事を中心に話していて、第三者にはちっともわからないという状況を想像してもらえればわかりやすいだろう。「あの時の○○は面白かったよね」「そうそう」といった会話は、○○の面白さを説明しない限り、第三者には通じず、身内の関係をより強くする会話として機能する。そういう会話が行われやすい場所だ。
それが一番わかりやすいのは携帯メールなのだが、Webだとこの繋がりを求めていく様子が第三者にも簡単に見えてしまって、それがしばしば「気持ち悪い」と言われがちである。余談だけど、mixiみたいなソーシャルネットワークは第三者の視点を防いでいるために「気持ち悪い」と言われにくいんだと思う*1

はてなはユーザー同士がつながるための仕組みが豊富で、しかも使いやすい形で提供されている

話をはてなに持ってくると、さやわかさんがこう言っていることに集約される。インターネットというのはハイパーリンクというシステム上、繋がりを作りやすいけど、これまでサイトという自分の城はある程度の技術を持った人でないと作りにくかった。それが、はてななどの高機能なサービスやツールの登場によって、自分のサイトという城を簡単に築けるようになり、自分を中心とした繋がりを作りやすくなったのだ。
昔からサイトをやっていると、いきなりサイトを開いても読者は身内ぐらいしかいなくて、続けていれば自然に増えるものだということを当然だと思いがちなんだけど、初めてサイトを運営する人からすると、人のこなさにびっくりするようだ。Weblogブーム以降、Weblogのシステムを使って、サイトを開いた人の感想を見ていると、「ホームページと違って読者が増えやすい」というものが多かった。
自分も、その読者の増えやすさというのを確認したくて、6月にはてなで日記を公開した時も、自分のサイトで宣伝というのは全然しなかった。はてな内のシステムだけで、どのぐらい人がくるか?に興味があったのだ。その時、旬のキーワードというのはとにかく人がくるんだなあというのを実感した。
そういった「繋がるためのシステム」を「弱い人」に向けたシステムと称したけど、一方でWikiライクな入力方法などによって、ネット歴の長い人を惹きつける部分もある。

http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040716#p2
何が嫌かというと「つながっている人たち同士の気持ちよさげなのが気持ち悪い」ところですかね。

この愛・蔵太さんのはてなダイアリークラブに対する発言は、さやわかさんが言っていることに近いかなーと思った。でも、「クネクネが気持ち悪いとか言わないし」と言っているので違うかもしれない。
ともあれ、長くなったけど、Webというのは、携帯と違って、関係ない第三者にも繋がりが見えやすい場所なので「気持ち悪い」と言われやすいよなーということ!


はてな貴族」に関しての「調査」という言葉は、別に学術的な調査とかそういうのではなく、言葉を作ってそれが広まっていく姿というのは、自分にとってすごく楽しい行為なので、それの確認という意味での「調査」だった。
キーワードリンクの話は、さやわかさん以外にもそういうことを思っている人はいそうだし、あのわかりやすい発言が波状言論という有料媒体でされているため、意外と紹介されておらず、いい機会だと思って触れてみた。
あの文章は、キーワードの話に限らず、さやわかさんの文をきっかけに自分の考えを語るというものなので、さやわかさんを説得しようなんていう大層な意志を持ったシロモノではないので。


お金払えばできますよ、というのに嫌悪感を感じる話だけど、ネット上でのソフトウェア配布やサービスといったシステムでビジネスを考えた時に、有料会員になれば、新たな機能が使えたり、より快適なサービスを受けられるという仕組みは、気持ち悪いと思っても、他にビジネスモデルがない現在、ネット上のインフラの発展を考えたら、受けざるえないんだろうなーと考えている。オープンソースみたいに、サポートでしか金を取らないという美しいモデルもあるだろうけど、それがすべてに適用できる訳ではないし。
ネット初期の参加者全員の好意によって全部無料という時代から、いろいろな形で各所にお金を払って利便性を受け取る、というのは、ネットが普通の社会と同じになっていくことで、それは寂しいけど、ネットの一般化のためにはしょうがないんだろうと見てる。