ARTIFACT@はてブロ

最近はオーディオブログです

秋葉原の事件と歩行者天国

歩行者天国の廃止は逆効果 - Thirのはてな日記[↑B]

さて、それでも今回歩行者天国云々の話にあえてのっかるのは、その方が「歩行者天国の廃止」に対する反対として明確な主張が出来そうであるからである。ということで、今回は「歩行者天国があったからむしろ被害者が少なかった」という説を唱えてみる。

被害者が少なかったのは、トラックで歩行者天国に突っ込もうとしたのに失敗したからではないか。あの事件で、一番殺傷力があったのはナイフよりもトラックだったというのは、防犯の点でもう少し意識されてもいい部分。
asahi.com(朝日新聞社):トラックでホコ天突入を計画 秋葉原殺傷・加藤容疑者 - 秋葉原無差別殺傷[↑B]

 加藤容疑者がトラックを走らせていた通りと中央通りとの交差点には8日の事件当時、歩行者天国内に車が入らないようにさくが並べられていたが、車止めはなく、トラックで進入可能だった。南側の歩行者天国秋葉原駅に近く、多くの人がいたといい、加藤容疑者がこの方向に進入しようとしたとみられる。
 万世橋署捜査本部の調べでは、加藤容疑者のトラックが交差点にさしかかった際、南側の歩行者天国から1台の車が出てきて右折しようとしていたという。この車が行く手を阻む形となり、加藤容疑者は右折しないで直進した可能性があると捜査本部はみている。

トラックをなぜ歩行者天国に突っ込ませなかったんだろうか?と思ってはいたんだけど、実は車によって右折できなかったからだそうだ。ただ、南側より北側の歩行者天国の方が人が多いのでは? それだと左折だと思うんだけど。
よく、なんで渋谷や新宿を襲わなかったんだ、みたいなことを書いている人を見かけるけど、渋谷や新宿の歩行者天国は狭い通りでやっているため、犯人の計画であるトラックで突っ込むというのには向いてない。
現在の東京で、大きな通りで歩行者天国が運営されているのは、銀座と秋葉原。そして、当時の秋葉原歩行者天国は銀座よりも人が多かっただろう。秋葉原は犯人に馴染みのある街だったというのもあるだろうが、消去法でいくと秋葉原歩行者天国というのは、犯人の計画に一番合っていたといえる。