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誰かを貶める可能性の高い体験談や経験談は、積極的に検証すべき

不倒城: 人は何故、体験談や経験談に「釣り」「ネタ」と指摘せずにはいられないのか。[↑B]

あなたにせよ、私にせよ、「釣りエントリー」を目にした時には、水をぶっかける前にまず考えてみるべきだろう。その「釣りエントリー」を信じる人がたくさんいることで、誰かが損をするのだろうか、と。水をぶっかけることで得られるものは何だろうか、と。それがあなた一人の優越感だけだったとしたら、書き込む前に一歩立ち止まる手もあるかも知れない。

体験談や経験談に対する批判への考察なんだけど、ネットに溢れる匿名の体験談や経験談は、大雑把にいうと「いい話、泣かせる話系」と「特定の人たちの印象を悪くするためのもの」に分けられる。
多分、この記事はいい話系の釣りネタ認定に対して、「誰かが損をするのだろうか」というような主張をしたかったんだろうけど、「特定の人たちの印象を悪くするためのもの」は確実に損をしている人たちがいる。ポピュラーなのは、女性や特定の人種を貶めるものだろう。また、特定の業種を貶めるものもある。
最近匿名ダイアリーでひどいアニメ会社に入って…という記事があったが、この記事は記述に疑問が多かった。
http://anond.hatelabo.jp/20071203135201
http://anond.hatelabo.jp/20071204181449
アニメーターで社員契約をしているところはスタジオジブリなど一握りで、アニメーターの大半はスタジオから請け負いという形で仕事をしている。また作画なのに、モニターでの色確認という色彩設計が一緒の部屋にあるという。
ところが、この記事に対して、ブクマコメントを見ると普通に受け取っている人が多かったようだ。アニメーターは動画の段階では稼げないというのは事実だろうが、この記事の場合、それ以外の部分で印象操作をしている感がある。
という訳で、損をする人がいる匿名の体験談や経験談に関しては、この部分がおかしいという釣り認定は積極的にしたほうがいいと思ってる。