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最近はオーディオブログです

女子がモテるために新海アニメを見る

http://d.hatena.ne.jp/amiyoshida/20050225#1109315467

ああこの男子の気持ちがもう少しわかったらモテるかも知れないのでむしろ女子も観るといい気がしてきました。多分、イラつくと思うけど、ここを理解できるように容認できるようになったら性差を超越できるんじゃないかという気がする。

そんな女子がいたらモテモテでしょーねえ(笑)。
http://www14.big.or.jp/~onmars/index.cgi?date=2005.01.03

話は変わってネットで見る限り新海誠のアニメで泣いてる男子は多いのに、女子ウケが非常に悪い。私が見てるようなウェブ女子はみんなけなしてて、そういう作品はきっと面白いんだろうなって思って『ほしのこえ』を見てみました。これがすごくセカチューに似ているのです。
・舞台は近過去っぽい地方都市(セカチューは80年代、ほしのこえは2040年代だけど)
・ヒロインはスポーツも勉強も万能という完璧な美少女
・ヒロインは10代のうちに死ぬ
・主人公はヒロインの死をきっかけに一生懸命勉強してエリートに(セカチューは医者、ほしのこえは軍人)
・ヒロインは主人公が把握していない人間関係を持たない(ほしのこえにいたってはヒロインの戦友や同性の友人すら出てこない)

demiさんは女子受けが非常に悪いと認識。新海アニメが、女子受けが悪いかどうか問題については、正直よくわからず。とりあえず、映画公開時の客は男性率が高かったようだ。
そして、吉田アミさんの紹介文のせいで、こんなすごいタイトルで伝達が…南無。
ザイーガ:【知る】童貞心をピンポイントでトマホーク攻撃するらしい、新海誠監督の「雲のむこう、約束の場所
http://blog.livedoor.jp/parumo_zaeega/archives/15075643.html
深夜アニメではテポドンなみの命中度の作品が連発されているんだから、トマホークなみの精度で攻撃できる人は偉いと思う。

ホリエモン、『ほしのこえ』に言及

音楽・映像クリエイターの未来像
http://blog.livedoor.jp/takapon_jp/archives/15060777.html

このほしのこえという作品は、作者がほとんど一人で作ったものであり、このクオリティの映像作品が個人の手によって作られるくらいの技術革新とツール類の低価格化がおきているのである。受け手だけからお金をとる時代ではなく、作り手がサーバ代やツール代などの、いわば家賃のようなものを支払って、独自でビジネスを構築していく時代がくるのだと思う。我々はそのインフラ面でのお手伝いをしたい。

言っていることは普通なんだけど、どういう作品かについては興味なさそうなのがホリエモンらしい。いや、もしかするとロマエモンだから号泣したのかも!

『SAMURAI7』はもっとはっちゃけて欲しかった

SAMURAI 7 第1巻 (初回限定版) [DVD]SAMURAI 7 第2巻 (初回限定版) [DVD]
http://www.samurai-7.com/
NHK BShiなので見られないものの、たまに見かける感想で面白いといわれているので、ちょっと気になっていた作品。DVDをとりあえずVol.2まで借りてみた。うーん、1話の3Dで小林誠メカが動くのは80年代のフリークスな小林誠メカ好きにはたまらないが、それ以上に印象に残るシーンがないよ…。SF侍モノという設定なんだから、もっとはったり利かせてもいいだろうに、意外とおとなしい。古橋秀之の小説ぐらいのハッタリは欲しいところ。というか、古橋秀之小説って映像化したら、すごく面白いであろう描写が多いと思うのだが。

『雲のむこう、約束の場所』を見た/新海誠の真髄は非モテにあり

雲のむこう、約束の場所 [DVD]
映画公開時に見に行こうかと思ったものの、行こうとした時には小さい館に移ってしまい、席が少ないために結構満席だという話を聞いて行くのをやめ、結局DVDで見た人の感想。

  • 90分だと、モノローグの多さは気になる
  • 何回もテロップで「20xx年 ○○」って出るのはどうかと思った。シナリオを再構成すれば、もっとスムーズな話の流れになりそう。「世界」の分岐とかあるし、ゲームのシナリオならループゲーとかにもできそうだ
  • ヒロインのアニメアニメしたアクションや声が気になりまくり。男性キャラが俳優なだけにその落差が目立つ
  • 男性が主人公になっただけに『ほしのこえ』よりヒロインの影が薄い
  • 背景は相変わらず綺麗。ただし、あまりにもくっきりし過ぎている感がある。いつでもどこでも太陽光が入っているのがうるさい。I.Gなんかだとデジタルエフェクトでぼやけた空気感を出す方向にいっているけど、そういうのがほぼなかった
  • 他の人の評価点になりやすい高校生活や自然の残っている田舎といったノスタルジーを刺激する部分は、個人的にはフックにならないので評価点にはならず
  • 総合的に、ヒロインがかなり受動的になった分、男の考える少女漫画的恋愛話という印象が強くなった
  • パイロット版の方が面白そうだったという感想があったけど、どんな映画も予告編が一番面白いのでそれは酷だろう
  • あの世界の戦争状況を勝手に妄想したくなった

人に見る価値あるか?と聞かれるとなかなか困る作品。新海作品は、ストーリーが面白いという訳ではなく、「気分」を伝える作品だと思っているので、その気分にノレなければ、つまらないと思うだろうし。その「気分」って何だよと思われるだろうけど、うまく説明している人がいる。
スタジオ世界機械(http://www.h7.dion.ne.jp/~nagakawa/)の11/20より。
http://www.h7.dion.ne.jp/~nagakawa/new/old2004-11.html

この作品を見て、感動できることで、これまでの自分の生き方が肯定できる。

それほどまでにピンポイントでオレ直撃。というか他の人に分かるのか。というか、分かってたまるか。

 74年生まれ、「非主流派男子」だったオレがあの頃に感じていた諸々の感覚が鮮烈に蘇ってもう居てもたってもいられない!どうにかなりそうだった。というかなった。

 「かつて確かに感じていて、もう忘れてしまったようなうまく言葉にできない感覚や雰囲気」を呼び起こさせる映像をどうしてこれほどまでに作れるんだろう。
それより何より、こういう事を感じていたのはオレだけじゃなかったんだ!という感動。

 理由もなくただ恋することができた中学時代と、それが尾を引いていた高校時代のあの感覚!
 非主流派男子に向けて話しかけてくれる女の子への印象とか!

 物語構造は「ほしのこえ」と似てるんだけど、こちらの方が一層切なくて、聞いてる。当時のオレらが憧れたオブジェクトの数々がちりばめられて本当にすばらしい映画だった。

 70年代生まれの非主流派男子は全員必ず見るべき。

ここでいう非主流派男子ってのは、文化部系とかなんだろうから、自分も非主流派男子だと思うのだけど、『雲のむこう、約束の場所』を見ても、その部分は刺激されなかった。おそらく中学高校時代の恋愛に対してのスタンスの違いなんだろう。
ともあれ、新海誠は、非モテというか、魂の童貞の心を刺激するお話を作るのが上手いということで!
雲のむこう、約束の場所 感想リンク
http://www.oyasumi.org/beyond_cloud/beyond_cloud.htm
このページ作った人による渋谷のレポートが下の方にあるんだけど、感想がタイトルだけで書いていのに笑ってしまった。
帰ってきた買っとけ! DVD 第163回:この映像の中で暮らしたい!? 新海監督最新作「雲のむこう、約束の場所
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050222/buyd163.htm
この「記憶色アニメ」ってのはいい表現だなあ。「記憶色」はカメラ用語だと思ったけど、デジカメでいえばキヤノンの絵作り。よくいえばくっきり、悪くいえば人工的。
編集やカット割りの問題点についての指摘。
http://d.hatena.ne.jp/molmot/20041124#p1
http://cgi15.plala.or.jp/%7Ekusunoki/news2/news.cgi?view=12/4_0%8E%9E44%95%AA17%95b_2004%94N
新海誠インタビュー
http://info.linkclub.or.jp/nl/2005_03/yuugou.html
http://www.ktv.co.jp/smile/contents/71/71/interview.html
インタビュー集『雲のむこう、約束の場所 新海誠2002-2004』
http://www.toranoana.jp/mailorder/comic/050308kumo/050308kumo.html
3/8にぴあから発売。

『「パソコン通信」とは何だったのか』反応

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0502/21/news012.html
この記事、結構トリガーになりそうだと思ったんだけど、意外と面白い反応は見かけなかった気がする。面白いと思った記事は、定番な人たちだった。
パソコン通信とインターネット : NDO::Weblog
http://naoya.dyndns.org/~naoya/mt/archives/001605.html
パソコン通信(というかNIFTY-Serve)を懐かしんだコラム :小林Scrap Book
http://blog.heartlogic.jp/archives/000504.html
SNSパソコン通信の延長というよくある説に対して、ブログこそパソコン通信の延長と考えるnaoyaさん、SNSの閉鎖性をパソコン通信に似ていると考える小林さんと対称的。

ウサギ:増えすぎて堤防が危機 東京・荒川の河川敷

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050219k0000e040070000c.html
テレビで映像を見たけど、大量のウサギが我が物顔で川岸を走り回っている絵はシュールだった。
http://portal.nifty.com/special05/02/25/index.htm
デイリーポータルZでもネタに。