ITmedia +D PC USER:5年後の秋葉原を歩く 第1回:アキバの未来は「新宿」「池袋」「アキバ」 (1/2)
よく言われる「コアなオタク層はアキバより中野」という言説を、この記事でも見かけたけど、ここでいう「コアなオタク層」というのは、いったいどういう層を指してるんだろうか?
中野をオタクの街としているのは、要はブロードウェイを占拠しているまんだらけの各店舗だ。あとはアイドル専門ショップや映画のパンフレット、ミニコミ、精神世界書籍を扱っている店。だから、まんだらけが扱ってないものは中野にはない。特にデジタル関係はほぼ全滅で、デジタルガジェットやエロゲーや洋ゲーなどのマイナーなゲームタイトルを買おうと思っても買えない。フジヤエービックというAVショップがあるぐらいか。秋葉原より中野のほうが充実しているといえるのは、まんだらけが強い漫画や同人誌の古本だけではないか? じゃ、同人誌購入層が中野の流れているのかといえば、同人誌の新刊が欲しいのなら秋葉原の方が有利だから、そういう訳でもなく。あとはまんだらけ以外のアイドル関係のグッズやミニコミ誌ぐらいか。
やはり、考えれば考えるほど、大した根拠のない説に聞こえる。それよりも、単に秋葉原にアクセスしにくい東京西部の人間が利用してるんじゃないんだろうか。立川みたいなもんで。
※追記
忘れていたが、まんだらけでないと買えないものとして、セル画や原画といった一品物でプレミアがついているものがあった。こうしたもののコレクターをコア層といってるのかもしれない。