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踊るのファンじゃない人の『踊る大捜査線 The Movie2』の感想

http://d.hatena.ne.jp/syouni/20040705#p1
キーワードでうろついていたら発見した『踊る大捜査線 The Movie2』の感想。普段大ヒットした作品に文句をつけるという行為が嫌いな人でさえもこんな感想を書くぐらいかー。
踊る大捜査線』のドラマは好きだけど(でも再放送を見ると今ではそんなに楽しめなかったりする)、映画はトホホと思っているだけに、そんなもんだろうなーと思ってしまうのでありました。
当時の感想はこれ。
http://artifact-jp.com/mt/archives/200308/odoru2.html

 作品中、会話に出てきただけの2年前の潜水艦事件というのがちょっとすごいです。自衛隊の潜水艦の中で殺人事件があり、青島とすみれが潜入捜査をした際(自衛隊内の事件捜査は自衛隊の警務隊の仕事です)、太平洋を航行中の米軍の潜水艦の艦長が狂気に駆られて日本を攻撃しようとする(核ミサイルの発射には艦長と副長の二重チェックがあります)。その時、自衛隊の潜水艦の艦長が心臓麻痺で急死して、なぜか青島が指揮を執ることになってしまう(副長の立場は?)。そこに北海道から帰ってきた室井が、なぜか地上から指揮してアメリカの原潜をやっつけちゃうそうです(室井はいつの間に潜水艦戦闘の知識を!)。
 ……志茂田景樹氏の架空戦記かい! おそらく初期段階のアイデアの一つだと思うんですが、こんなトンデモなお話を映像化しなくて良かったと心底思います、ええ。

いまだにこの潜水艦事件の設定を見るたびに、日本人は『新幹線大爆破』などのようなスペクタル映画はもう作れないのかもしれない…と思ってしまう。でも、『踊る大捜査線2』の大ヒットを見ると、第三作とか作られそうで…。こんなもの映像化したら、日本の恥ですよ! いくら突っ込みどころがあるといっても、福井晴敏の作品が全然マシ!