α77の発売当初、操作入力に対して反応が遅いというソフト面の問題があったのを覚えている人もいると思うが、残念ながらα99でも操作系の反応がモッサリした印象は完全に払拭できていない。試用期間中も急に応答が2、3テンポ遅れてくる現象が何度かあり困ることがあった。
瞬発力を要求される撮影シーンでは致命傷にもなりかねないので、可能な限り早期にファームウェアのアップデートなどで対策して欲しいところである。
α99に触ってびっくりしたのがこの点。最上位機種なのに、まさかα77と同様の問題があるとは思わなかった。
どういう風に遅いかというと、露出補正のダイアルを回しても、数字が変わるのがワンテンポずれる。これが他社のカメラなら、機種のランクに関係なく回した瞬間に変わる。表示を見て、ダイアルを回す訳だから、表示の数字を見ていて止めると、止めたいところと違うところで止まってしまうことになる。
カメラで、露出や絞りって瞬間に変わらないと撮影の調子が狂うし、ひいてはそれがカメラとの一体感を感じるところだと思うのだが、そういう部分をソニーは軽視しているのだろうかと思ってしまう。
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