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Twitterは個人情報を隠していても情報の蓄積によって自分の実存在にとても近いものになってしまう

モーリさんが面白いことを書いていたのに、あまり注目が集まってなくて、もったいないと思ったので紹介を。
ツイッターのプライバシー問題について「第3回Twitter研究会」で発表してきました - night and sundial[↑B]

それは、Twitter掲示板ではなく、自分の発言が継続的に自分のアカウントのもとにヒモづけられ、そこに自分の友達からのアクション/リアクションが残っていくシステムだからです。

継続的な発言というタテ軸と、友達(フォロワー)との交友平面によって、自分というものが意図せず三次元的に立ち現れてくる。友達との何気ないやりとりや、「いま何してる」みたいな、あまり意識しないで投稿するなんてことない一挙手一投足の集積によって、これを書いてるのはこういう人なんだなーっていうことがプロファイルされてくる。本名を隠してたってこの人は誰かっていう情報はにじみ出てきてしまうわけです。

20120128 Twitter Conference 3 毛利勝久 炎上のツイッターと実名のフェイスブックわれわれに安住の約束の地(SNS)は存在するのか?[↑B]
このスライドにある「私的領域の話を誰としたいか問題」というのが、問題の根本なのかも。自分はこの私的領域の話を完全公開のネットでしたがるという欲望がよくわからないのだけど、昔のテレクラとかそういう「自分を知らないような相手に私的領域の話をしたい」という欲望の延長なのかねえ。
匿名Twitterの危険性 - 日々関心[↑B]
そういえば、モーリさんの発表を元にしたこちらの記事が注目を集めていたんだった。