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ドラマ『SP』の脱力感

ドラマ『SP』のプロデューサーのコメントを見て、期待できないと思ってしまった - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]
ドラマ『SP』1話 - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]

  • 2話ほど見てない回があるのだけど、全体の印象に大して変わりはなさそうなので
  • 全般の感想としては「密度薄すぎ」。一つのエピソードを3話かけてやるのは時間かけ過ぎだろう。何かどんでん返しがある訳でもなく、淡々と進んでいく。
  • スペシャルで完結するようだけど、最後の最後になって、特に伏線もなかったどんでん返しに脱力。
  • 1話は好意的に見たが、襲撃犯の銃撃をダイビングで受け止めるという時点で、現実とは違う不思議な世界(ジョン・ウー映画みたいな)だということを認識すべきではあった。
  • テロリストが「我々はテロリストだ」と自称するのは、ダメ作品の典型だと思ったが、それをやっていた。見る限り、金銭目的であったはずだが、政治目的があるかのように思わせたかったんだろうか。『ダイ・ハード』は一見政治目的のある犯行かと思わせて、実は金銭目的だったというのが面白かったが、そういうものもない。
  • 最終話直前の展開で、SPたちが首相襲撃犯に次々と倒される展開は、話のためにプロが無能に描写される展開で萎えまくる
  • 襲撃犯の銃の腕がとんでもない上手さ。膝もつかず、突っ立ちながら、狙いをまったくはずさない。事前に訓練しまくっていたのならともかく、これまでずっと刑務所にいた人間が、こんなに銃が上手いんじゃ、毎日訓練している人たちの立場なし。
  • その上、SPはまるで銃の訓練をしてないかのようなぐらい反応速度が遅い。ガンシューティングで、敵が銃を撃つまでかなり時間がかかるのを連想させる。
  • これが小説だったら、襲撃犯はやたらと銃が上手いっていうところだけが出てくるんだけど、映像だからすべてを描くんで、SPの無能化がより強調されてしまう。
  • 全般的に、まるでFPSなどの銃を撃つ系ゲームの話のような薄さ。ゲームなら、自分がプレイするのが楽しいんで、それでもいいけど、映像作品でこれをやられても…。多分ゲームだったら面白かったよ!
  • ゲームの流れで、スローモーションの多用はバレットタイム能力を連発していたと妄想

日本で、こういうドラマがいっぱい出来るといいなあと思ってはいるのが、本広克行監督作品は、自分としては見なくていい監督フォルダかな…。