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資料価値の高い『ウェブアニメーション大百科』

ウェブアニメーション大百科 GIFアニメからFlashまで

ウェブアニメーション大百科 GIFアニメからFlashまで

ああ、買ったのに感想を書いてなかった。PC系書籍でこの価格(2,310円)でフルカラーというのは安い印象を受けた。冒頭の自主制作アニメーションシーンも盛り込んだウェブアニメーション史は短いながらも、ばるぼら節が効いていて、心地よい。
ばるぼら節というのは、歴史を語る際に必要不可欠な情報を出し、その流れをきちんと見せるというもの。文字にすると俯瞰的な視点ばかりで個性がないように思えるのだが、その研ぎ澄まされた文章の隙間に埋められた小ネタ点から、ばるぼらさんの主観が見えてきて面白い。たまに細かすぎてわからない小ネタがあるんだけど(笑)。なんというかカトキハジメ氏のメカデザインに似たソリッドさを感じてる。
竹熊健太郎氏との対談も、今後のウェブアニメーションシーンを考えるのに刺激を受けるものとなっている。
紀伊国屋で買ったあと、献本されたので一冊余ってる…。