ARTIFACT@はてブロ

最近はオーディオブログです

トニオさんへ その2

インソムニア部 - オオツカ・ルックルックこんにちは! - d:id:kanoseさんへ
http://insomnia.g.hatena.ne.jp/DoYouLikeWorms/20060330/p2

加野瀬さんは影響力の強い大手サイトなんだから、言及には気を使って欲しい」ということだと理解しました。ということは、これは対等に扱わないで欲しいという宣言なんですよね。
リンク先にアクセスが多くいくという影響力を意識しない訳ではありません。こっそり運営していると思われるサイトをリンクしたりはしません。でも、議論ならば対等の相手として扱います。そこで、急に対等ではないと言われても困ります。

つまり貴方と付き合う人は常に貴方を信用してはいけないわけですか。貴方に聞かれたことは全てブロゴスフィアに持ち込まれることを覚悟しなければいけないわけですか。つまり、それは貴方にとって関係性とはブログの上が全てだといってるのと同じことではないですか。加野瀬さん自身、それでいいんでしょうか。

僕は、逆にすべてのことをネットに持ち込もうとしてません。自分の知っていることで、ネットに書いてないことなんてのはたくさんあります。人から興味深い話を聞いて、ネットに書きたいと思った時は、まずネットに書いていいかどうか、相手に確認してます。ただし、ブログで始まった話はブログ上でなるべく展開させます。
僕が認識しているトニオさんとの関係というのは、トニオさんが書いたいくつかの記事に言及したり、トニオさんのブログにごくたまにコメントした程度です。mixiではマイミクでしたが、ブログ上のやりとりと大してレベルは変わらないと思ってました。トニオさんとの関係はまさに「ブログの上が全て」なんですよ。それ以外でのコミュニケーションはなかったんです。
ですから「加野瀬さん自身、それでいいんでしょうか」という疑問に対する答えは「トニオさんとの関係においてはそれでいい。なぜなら、自分から積極的に現在以上のコミュニケーションを取る必要は感じなかったから」です。
「人間関係がもつれたせいで自分のブログがつぶれた」という発言を撤回していただいてありがとうございます。もしまた同じようなことをネット上で言っているのを見かけたら、指摘させていただきますのでよろしくお願いします。


トニオさんは、ブログ上のやりとりで生まれる関係に対して、思い入れが強過ぎるのではないかと感じます。以前書いたネット上のやりとりで生まれる関係についての文章を再掲しておきます。

モヒカン族 - ムラ社会反逆同盟@ARTIFACT - ネットには物わかりのいい父親面をしている人が多いという発想
http://mohican.g.hatena.ne.jp/kanose/20050719/netfather
ネット上のやりとりで生まれた縁は、もともとかなり薄いものだ。たまたま、自分がよく読む範囲の個人サイトで気になる発言があった。それに反応してみる。それを同じ人相手にしていくと縁が深まる。しかし深まったとはいえ、表面的であっても感情の共有をしたのならまだしも、単に議論のような情報の共有で生まれた縁は、すごく薄い。


自分は「構って電波」を出している人にはなるべく反応しないようにしている。「構って電波」を出している人は、当時の転叫院さんの考えのように、ネットでのその薄い縁に必要以上の思い入れをしている。精神的に自立した個人なら、ネットでの対話にこんな思い入れはしないだろう。しかし、ネットでよく発言している人には、こういうタイプの人をよく見かける。


相手に反応することは、そういった相手の思い入れに応えることになる。その思い入れに応えることが面白い人もいるだろう。でも、そうやって思い入れに応えることに、自分は自分のメリット(思考が深まるとか)を見いださないし、相手に余計な期待を生ませてしまいたくないと考える。