『メガネ男子本』はまだ見てないんだけど、
刺身☆ブーメラン(金子健介)のはてなダイアリー - 噂の「メガネ男子」を読んだ
http://d.hatena.ne.jp/a666666/20050922/1127320719
で引用されていた文章にちょっとひっかかった。
その結果、身勝手で無礼な発言のオンパレードとなりましたが、それらはみんな、激しすぎるメガネ愛のせい。珍重すべき意見として一部敬称略で公開してしまいます。関係者のみなさまにはこの場を借りて深く土下座。多少のヒートアップはメガネ男子好きに免じてご容赦ください。
無礼な発言を「愛があるから許して欲しい」と言っている、
ARTIFACT@ハテナ系 - タレントのために応援している
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20050703/talent
でも書いたんだけど、女性によるファンサイト系では「タレントへの愛がある」から「こんな悪口を言っても許される」という光景がよく見られる。
イブ・クラインのモノクロームのために:誰か注意してやれよ。
http://keshiki.rdy.jp/blog/archives/eid497.html
だから、「同好の士」でmixiなり自サイトなりで楽しく萌え語りしているときは、「菊地成孔のメガネに駄目出しするメガネ君大好きな私たち」というのも「お約束」のうちのひとつとして許容されているんでしょうけれども、本にして一般流通に載せる段階で誰かが指摘しないといけない部分だったのではないか、と思います。
「タレントのために応援している」って人は、この「大好きな私たち」に無自覚だから、「自分のために応援している」と書いた人に対して攻撃的になる。
メガネ男子本の人たちは「大好きな私たち」に自覚的なのかどうかはわからない。ただ、出版という様々な人が読むところに出ていった時のことは想定していなかったから、菊地成孔氏とのトラブルが起きたのだろうとは思った。
※なお、これは「悪口を言うな」という意見ではなく、「悪口を言うとリスクがある。そのリスクを避けるために、“愛”を使っても、悪口を言われた人には通じないよ」ということ
また菊地成孔氏が写真を撤退させた理由は、悪口を言われたからではない。資料貸し出し依頼時にこのような批判的な文章であることを知らせずにきたことを問題視している。自分がここで問題にしたのは「悪口だと思っていなかった」「愛があるから許されると思っていた」という感覚に対してである。
※参考
エスロピII@暫定退避
http://d.hatena.ne.jp/prse/20050923#c
菊地成孔氏本人のコメントより。
というのは、抗議した相手である編集部の方さえも「あれぐらいなら大丈夫と思った」「自分たちなりに愛のある行為だと思った」「すみません対談の部分を削除しますので撤退はしないで下さい」と、インターネット病丸出しで、驚いたわけです。