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自作キーワードの是非

はてなには自分の関係するキーワードは自分で作っちゃいけないという空気(明文化されてはないみたいなので)があるようだ。
しかし、かなりの人が知ってなくても、ローカルに言及されるものというのはあって、そういうものだとキーワードは関係者や当事者が作るしかないという状況もある。たとえば、keyword:2525稼業なんかがその例で、当事者が作ったからといって、一端削除に回されている。そして、その件はまだ続いているという。
http://d.hatena.ne.jp/Mmc/20050507#p3
その基準でいったら、keyword:干物女は、漫画に出てくる言葉で、その漫画を描いているひうらさとる氏自身が作り、コミックスへのリンクもある。自作だ!宣伝だ!とかいって誰か削除に回すのかと思ったら、誰も何も言ってない。あれれー、なんで?
keyword:サークルクラッシャー誤爆の危険性はないのに、なぜかあれだけ白熱していた。私的なキーワードだという考えもあるだろうけど、たとえば「セカイ系」なんて単語は、もともとネットの片隅でつぶやかれた言葉だった。しかし、いつの間にか広まっていった訳で、言葉がいつ公共性を持つかなんてのはわからないものだ。そういう意味では「干物女」を作った漫画家さんの気持ちはすごくわかる。
しかし、今のはてなキーワード周りでは、こういったことを有名人でない人がやろうとすると、批判される*1という傾向があるようだけど、誤爆の危険性が少ないものに関しては、緩くして欲しいなあ。
http://beta.g.hatena.ne.jp/another/20050329#1112052934
という訳で、自作キーワードを絶対否とするこの案には反対。
あと、誤爆しないであろうキーワードに「リンク不要」を投票するという行為も謎だ。もともと、あれは誤爆リンクに対しての意思表明だったはずなのに、「キーワードの不要」の意志表明として投票している人が多いように見える。そういう人に対抗するには、有効リンクに投票するしかないんだろうなあ。

温度差

こういった温度差がなんで生まれるのかちょっと考えてみた。今回、MOK Radioキーワード化されていて、言及されるのを探すのに便利だーと思ったんだけど、これはMOK Radio関係者の津田さんが作ったキーワードだ。自作キーワードが否定されるのなら、これは当然批判される案件だが、こうやって言及される以上、キーワードができている意味は充分あり、問題はないだろう。
はてなダイアリーは、いろいろなことが語られる場所であり、そこで自分に関連したことが言及されるかどうか気になる人は多い。全文検索機能があれば、わざわざキーワードを登録しなくてもいいが、全文検索機能がない以上、言及を探すのならキーワード登録するしかない。同人誌を作っている人だったら、自分の作家名を登録したいだろうし、インディーズレーベルで活動している音楽家の人たちも登録したいだろう。先の2525稼業はインディーズのバンドだった。自作キーワードを禁止したいという人は、こういう微妙な知名度の人たちに対して冷たいようだ。しかし、不特定多数を相手にしている以上、公共性はあるだろう。今後も、そういう需要は増えるはずで、自作キーワードを全て否とするのは、はてなで緩やかな繋がりを作る動きを止めてしまうことになってしまう。
人と話していたら、こんな案が。そうしたキーワードはID下で表記して、有効票があがったら、パブリックになるというもの。最初はこんな感じで。
http://d.hatena.ne.jp/kanose/keyword/ほにゃらら

*1:はてな風紀委員とかはてなキーワード自治厨とか椰揄されている人々に