ARTIFACT@はてブロ

最近はオーディオブログです

「倒された像がフセインではなくバクル前大統領」の情報源

http://www.higashi-nagasaki.com/g_a/G53-41.html

ところで、パレスチナホテル前のでっかい銅像は、フセインじゃないから写真撮ってなかったんだけど、テレビで放映されてましたね。ホントはバクル前大統領なのに。
パレスチナホテルから写しやすい撮影しやすいところから、フセイン像は見えないんです。
そもそも、フセインはあんなにカッコよくないでしょ。
(昨年のフセインの誕生日に建てられた像、との報道もあったが、真相は如何に?)

イラク戦争当時、いろいろ現地の情報を出していた東長崎機関のページで常岡浩介氏がこんなことを。「創」の座談会に出て、像のことを言っていたのも確か常岡浩介氏だったはず。あの時期、イラクにいたジャーナリストは少ないので、おそらく綿井健陽氏は常岡浩介氏にイヤミを言いたかったんではないだろうか。
検索していて気付いたんだけど、池袋コミュニティカレッジで「常岡浩介のメディアリテラシー」という講座をやっていた。
http://www.geocities.jp/artmix_info/
http://college.e-doc.co.jp/ikepri/files/200410/homepage/public/hp/20041015015.html
うーん、こういう情報流す人に「メディアリテラシー」とか言われても!
http://plaza.rakuten.co.jp/obiekt/diary/200502040000/
ここのコメント欄で指摘されているけど、『広告批評』03'5月号で筑紫哲也が、あれは「フセインとは似ても似つかない銅像」だと書いている。バクル前大統領とは言ってないものの、常岡情報と一致している。
フセイン像が倒れる光景は、あまりにもプロパガンダに向き過ぎた映像だった。筑紫哲也のように、イラクの人たちが米軍を歓迎しているとは思いたくない人はもちろん、とりあえず何でも疑ったり裏読みしたがる人は米軍のなんらかの演出に違いないと思い、そこに「あれはフセイン像ではない」という演出説を補強する情報があったから、信じてしまったと。自分も綿井健陽氏の記事を見なかったら信じていたよ…。
たとえ、現地に行った人からの情報でも、それをすぐ鵜呑みにしてはいけないというのが教訓なんだろうけど、検証できる人があまりにも限られている場合、それも難しいなあと思った例だった。