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最近はオーディオブログです

GREEとマイクロソフトの接近

MSNメッセンジャーで応募する「GREE Night 2.0」チケットキャンペーン
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/6479.html
マイクロソフトGREEのユーザーイベントでMSN Messengerをプッシュ
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20071343,00.htm
GREEマガジン: MSN Messenger presents GREE Night 2.0
http://mag.gree.jp/2004/08/gree_night_20__.html
GREEは個人運営のサービスなのに、ここまで企業が協賛してくるというのに驚いた。それだけ注目されているということか。

MSN Messengerのユーザー数は500万人に迫る勢いで増加している。協賛イベントは、これを1000万規模に成長させる足がかり

マイクロソフトのコメントなんだけど、なんでユーザーが10万人のサービスのイベントに協賛すると倍に成長させる足がかりに? GREEのユーザーなんて、みんなメッセンジャーを使ってそうなんだし。
mixiでオンラインの人がわかるような機能が欲しいという要望がよく出るんだけど、あまりにも処理が重くなるので無理という話になっているようだ。現時点でも処理が遅くなることがあるんだし、無理なのはしょうがない話だろう。
このようにSNSで仲良くなった人が増えてくると、どうしてもリアルタイムで連絡が取れるツールが欲しくなってくるが、このテのツールは相当なインフラがないと厳しい。だから、既にリアルタイムコミュニケーションのインフラとして整備されているメッセンジャーSNSのリンクが妥当な発展だろう。そうなるとYahoo!とMSがいつSNSに手を出すかって話になるけど、この妙な接近ぶりを見るとMSはGREEの買収を考えているように見える。そうすれば「倍にさせる足がかり」の意味も通じるし。MSのWeblogサービスをmixiの日記のようにして、それにGREEをくっつけたサービスが半年後ぐらいに開始しそうだ。


GREEマガジン: 【GREE Night 2.0 企画第三弾】 GREE BLOG AWARD 2004
http://mag.gree.jp/2004/08/gree_night_20___3.html
こんな企画も。GREEに登録しているWeblogでのコンテストだそうな。橋本大也さん(http://www.ringolab.com/note/daiya/)か百式田口さん(http://www.100shiki.com/)がトップになるんじゃないかと予想。GREEのユーザー層と無敵会議の参加者層はだぶってそうなので(笑)。


GREE night関係でこんな記事が。
むらいブログ:GREEnight2.0に物申してみる〜空から降ってきた実行委員会が、ユーザーを審査する傲慢〜
http://blog.livedoor.jp/kintetsu_buffaloes/archives/6377011.html
GREEは細かく見てないので興味深く読んだ。記事で書かれている気持ちはよくわかるし、正当な批判だとは思うんだけど、ただGREE(というか田中良和氏)がCNET(というか編集長の山岸氏)が仲良しでがっちり組んでいるのはみんな知っている訳で、GREE nightというのは、そのノリについていけるかテストしているようなもんだと個人的には思っているから、そのノリに合わない人が無理についていく必要はないんじゃないかなあ。

まあ、あるとすれば『GREEは唯一運営者の田中良和さんが全権を握っているから、彼が任命すればオフィシャルになれる。』という理屈だろう。これはこれで納得できるが、『よっしーさんが知らない人は運営に参加できない』って、それ、「俺の知らない人がプロ野球は経営できない」と言ってるナベツネと同じやん!

だから、この例にのれば、GREEはそのナベツネたる田中良和氏が気に入っている人だけが参加すればいいということで。プロ野球と違って、SNSの選択肢はあるんだし、GREEが非民主的であることに違和感を感じるのなら、別のSNSを使えばいいと思う。これは、「公共の場」をどう考えるかという問題に繋がるけど、はてなでよく問題視されていることにも通じる話ではある。