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最近はオーディオブログです

『新現実』Vol.3を読み中

大きな文字でジャギが見えるのは、フィルム出力ではなくて、レーザープリンタ出力を版下にしているのでは…という疑惑が。
その上、版組は、かなりレベルが低くて、読みづらいし。編集後記を見ると、大塚英志事務所の人間に1ヶ月!でInDesignとQuarkを憶えさせたらしい…。そりゃ、ひどい版面設計になる訳だ…。

各所でいろいろ言われている「表紙イラストもナニだが、デザインは何とかならんのか」というのは、デザインした大塚ギチさん本人に聞いてみたいところ。自分なら、この黄緑の特色部分をもうちょっと濃い色にするなあ。または誌名のロゴの部分は特色使わずに普通にCMYK使うとか。
もし『新現実』の表紙を、ギチさんのデザイン上の師匠(といってもギチさんがずっとデータを見ていただけなんだけど)であるペッパーショップ古賀さんがデザインしたら、どう処理したんだろうか。
デザインパターン的には、かなりペッパーショップライクだし。

宮台真司との対談は波状言論を読んでいるのが前提という感じ。宮台真司が、自分のサイトは、編集者やアカデミシャン、映画関係者の卵に読んでもらうのが重要であり、サイトのコメントのクオリティは低いのは以前からわかっていることで、そういう子たちに向けてボールは投げていつるもりはない、と言っているのに苦笑。大塚英志は、本当に宮台が啓蒙すべきは、その子たちたちなのではとツッコミしてた。コメント欄の人たちは「かわいそうな子」たち扱いだな、これ…。
憲法九条関係の話が、いろいろ整理されていて面白かった。

香山リカはやっぱり愛国心ナショナリズム、両方が嫌いらしい。でも、憂国者という意識はあるみたい。

まだ対談しか読んでないけど、大塚英志は「東浩紀」という名前にいろいろなものを象徴させ過ぎ。そういう「なんとなくいろいろ言った気になる」言葉にしちゃっているという。