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Kindleの角川半額セール 一般書籍編

初日の10月1日に高額商品が間違えて280円という価格設定にされちゃって祭りが起きたKindleの角川セールだが、自分が読んで面白かった作品を中心にまとめてみた。
なお、セールは10月7日まで。※10月14日まで延長された

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以前の記事で紹介した書籍も大体セール価格だったので。
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米原万里

嘘つきアーニャの真っ赤な真実』は去年冬のセールで買って読んだのだが、非常に面白かった。今回のセールで1冊だけといったら、これを選びたい。
筆者のマリは、1960年に共産党員の父親の仕事の関係で、チェコスロバキアプラハソビエト学校に通う。そこで仲の良かった3人の友達たちとの思い出、そして、30年後音信不通だったその友達たちを探し出して再会する。東西冷戦終結後の激動に、東欧の個人がどのように翻弄されたのかがよくわかる。
MASTERキートン』でも、東西冷戦時代を巡るエピソードが多かったが、そういうった話が好きな人にはお勧めしたい一冊である。
『心臓に毛が生えている理由』は『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』のサブテキストとして。

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

山田正紀

山田正紀氏はいろいろな面を持つ小説家だが、自分にとっては冒険小説作家である。『謀殺のチェス・ゲーム』は、山田正紀氏の冒険小説の代表作といえる作品で、自衛隊の新型対潜哨戒機の奪取を企むグループとそれを阻止しようとする自衛隊の騙し合いが面白く、コンゲーム作品として非常によくできている。今映像化しても面白いんじゃないかなあ。200円と非常に安いので、だまされたと思って買って欲しい。
『崑崙遊撃隊』は昭和初頭の中国を舞台にした冒険小説でこれも180円と安い。他の作品も200円を切る価格が多いのでお手頃だ。

崑崙遊撃隊 (角川文庫)

崑崙遊撃隊 (角川文庫)

神狩り (角川文庫)

神狩り (角川文庫)

弥勒戦争 (角川文庫)

弥勒戦争 (角川文庫)

氷河民族 (角川文庫)

氷河民族 (角川文庫)

大槻ケンヂ

グミ・チョコレート・パイン』や『新興宗教オモイデ教』といった思春期の焦燥を描く小説が印象的な大槻ケンヂ氏。他の作品も、角川文庫でかなり出ている。

同じく思春期の焦燥を描いた『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』(滝本竜彦)も。ヒット作の『NHKにようこそ』はKindle化されていない。女性の思春期の焦燥を描いた小説の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』(桜庭一樹)もセールに入っている。

森見登美彦

森見登美彦氏といえば京都を舞台にした小説。はてなユーザーでもある。

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

SF

『声の網』はネット時代に読むと、いろいろ面白い作品。『戦国自衛隊』は映画しか知らなかったのだが、小説はだいぶ印象が違ってびっくりした。何といっても、自衛隊員が品行方正なのだ! あと非常に短い。
メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット』は『メタルギア ソリッド』も遊んでいるし、伊藤計劃氏の小説ということで読んだのだが、『メタルギア ソリッド』知らない人にはちょっときついと思う。

声の網 (角川文庫)

声の網 (角川文庫)

小説

不夜城』は歌舞伎町の中国マフィアの抗争を描くノワール小説。
『マグマ』は地熱発電をテーマにした珍しい小説。地熱発電の勉強になる。

不夜城 (角川文庫)

不夜城 (角川文庫)

マグマ (角川文庫)

マグマ (角川文庫)