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はてサ(はてなサヨク)判定としての週刊朝日橋下報道事件

ネットで一番に偏っているはてながニコニコ動画が偏ってる!(笑[↑B]
なぜはてなユーザーは左寄りの人が多いのか[↑B]
こんな匿名ダイアリーが話題になっていたし、自分のザ・インタビューズには、何度か「はてなサヨクって何ですか?」みたいな質問がよくきていて、はてサ(はてなサヨク)の話についての需要は非常に感じるのだけど、いざ説明しようとすると難しかった。リベラルな思想を持ち、歴史修正主義に対して厳しく…という程度では理解してもらえないからだ。
匿名ダイアリーなどで、なぜか自分も「はてなサヨク」に含まれたりして*1、そういう「見えない敵と戦う人」が使う言葉として「はてなサヨク」が使われることもが多いので、「はてなサヨクとは幻想である」みたいな扱いを受けることが多いけど、自分も「はてなサヨク」的なものを感じることはある。
そんなところに、説明に向いた、すごくいい事例が最近あった。橋下徹氏に関する週刊朝日の報道の事件を巡る反応だ。
週刊朝日「ハシシタ」特集「ひり出した汚物、正視できない、人間のクズ、部落、ヒトラーより下劣」と非難→橋下氏が徹底抗戦→朝日が謝罪 - Togetter[↑B]
佐野眞一の「ハシシタ」の件だが、事実を不可視化する方が有害だ - kojitakenの日記[↑B]
「ハシシタ 奴の本性」事件雑感 - 誰かの妄想・はてな版[↑B]
この辺の記事と、記事のブクマコメントで、差別ではないと言っている人を見ていくと、大体「はてサ」というものが見えてくるんじゃないだろうか。普段人権の重要さを訴えている人たちが「これは差別ではない」「橋下に人権を抑圧されている人たちが大勢いる!」(橋下氏の人権を侵害すれば、人権を抑圧されてきた人たちの問題が解決する訳ではない)「橋下だって普段から言動が汚い!」(そもそも記事の表現の汚さは大して問題にされてない)などと言っている光景が見られる。
ちなみに、この話題には言及しなかった巧妙な人も当然いる。地下猫( id:tikani_nemuru_M )さんははてサと呼ばれることも多いが、この件に関しては、しっかり批判していた。もし、仮にこれがリベラルな人の間で人気のある政治家に向けての報道だったら、非難の合唱であろうことは簡単に想像がつく。そのぐらいのダブルスタンダードを使い分けなければ、真のはてなサヨクにはなれないのだ!
kojitaken氏は、歴史修正主義関係の話題では特に見かけないし、人権的な話題でも言及しているのを見たことはないのだが、自民党政権への批判などが多い。はてブでの活動が少ないためか、はてサと言われる機会が少ない印象。「はてなサヨク」と言われる人たちの一番の活動場所ははてなブックマークだからか。
はてなサヨク」たちは橋下徹氏に対して批判的だ。自分もどちらかといえば、橋下徹氏の政治主張に同調することはないし、公務員などをパブリックエネミーとする二元論的な言論にも疑問を感じることが多い。ただ、それでも去年の新潮45での出自報道があった時は、その報道に対して疑問を感じた。

当時、新潮45に対する批判というのは実はあまり見かけず、はてサ界隈だと確か地下猫さんぐらいしか批判してなかったと思う。だからこれは週刊朝日の前哨戦だったんだろう。新潮45の記事については、この後記事現物を読んで、ちょっと思うところがあったが、それはまた別の機会に。自分のTwitterを見ればわかるように、記事を読む前までは、親族がヤクザなどの情報がメインで、被差別部落関係のことがクローズアップされているのは知らなかった。
※追記
id:D_Amon さんより、2011年の週刊新潮週刊文春の報道を批判しているという指摘があった。上の記述に関しては自分が知らなかっただけだったので訂正。これなら、週刊朝日の時も、まず記事内容への批判が出るはずなんだけど、橋下氏の抗議が親会社の朝日新聞にいったという方をより問題視したということなのだろうか。
橋下府知事に突然の「逆風」 新潮、文春で「暴露」系記事が相次ぐ (1/2) : J-CASTニュース[↑B]


菊池誠氏は科学者としてダメというが、どの辺がダメなのか誰か説明して欲しい - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]
あと、この記事で、エア御用論争もあったんだし、はてサ界隈の人が反応すると思ったけど、意外となかったので、はてサ認定リトマス試験紙としては使えなかったのが残念だ。反応していただいたkyo_juさんには感謝したい。