ARTIFACT@はてブロ

最近はオーディオブログです

管理画面を見れば、はてなブログが新世代だというのはわかるんだけど、それって説明しにくいよね

はてなブログの悪口ばかり言う人だと思われるのも心外なので、はてなブログのいいところを書く。


ブログ登場当初、管理画面はMovable Typeがスタンダードで、どこのブログサービスも大体Movable Typeをモデルにしている。しかし、時代も変わり、今のブログのスタンダードはWordPressだろう。しかし、ブログサービスで、WordPressなどの最近のブログツールに近い画面を持つものはあるのだろうか? ライブドアブログはブログに力を入れているから、機能追加なども多いが、大半のブログサービスは停滞したままと言っていいんじゃないかなあ。今や、Webサービス会社にとって、ブログサービスは、お荷物にこそなれ、売りになる訳じゃないから、そんな開発コストをかけられないものね。
じゃ、WordPressを真似すればいいのか?という話だが、WordPressはかなり重量級のツールとなっており、わかりにくい部分も多くなっている。だからこそ、tumblrはわかりやすさを目指した。
【Social Media Week 2012】 「リブログ」が生み出す巨大なチャンスとは、Tumblrの26歳創業者が来日 -INTERNET Watch[↑B]

 それらの対極にあったのが、ユーザー側にある程度の裁量が与えられている代わりに操作が面倒な情報発信システム。つまりブログのことだ。例えばWordPressがいい例である。レイアウトや各種メディアの埋め込みも自由にでき、どんな種類のコンテンツも見せることができる広範なCMS(コンテンツマネジメントシステム)だ。だが何か投稿するたびに大掛かりな管理画面を開かなければいけない。「これでは使い勝手が悪い」とDavid氏は言う。


よく、はてなブログは、他のサービスとの違いがわからない、はてなダイアリーとの違いがわからないと言われるが、管理画面を見ると、画面変遷の少ない、世代の新しいブログツールとなっているのがわかる。もちろん、コンセプトが「モダンなブログツールを目指す」なんだから、当たり前の話だが。
ただ、管理画面でわかる違いというのは他人に説明するのが非常に難しい。自分も説明しろと言われたら、多分苦労する。だから、言語化しようとするとせいぜい「書きやすい」という感想ぐらいしか出てこないんだと思う。
自分の印象では、プログラマーの人ははてなブログを良いと誉めることが多い。それは、多分こういうわかりづらい部分の良さを理解できるからではないだろうか。よく言えば非常に玄人好みのサービスで、悪く言えば普通の人にはわかりづらい。


tumblrのreblogのように非常に目新しい機能があれば、差別化しやすい。自分が差別化を考えるのなら、やはり画像の扱いだろうか。たとえば、最近の海外のブログのテンプレートでは、トップに記事で使った画像のサムネイルを使って、それが自動的に次から次へと表示されるようなものが多い。日本なら、エアロプレインみたいデザイン。
こういうブログメディア的なデザインをあまり手間をかけずにできたら、魅力的に思う人も増えるのではないか。
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エアロプレイン - 雑学ブログメディア[↑B]
写真を使うと、どうしてもflickrとか使いたくなり、外部サービスとの連携が強いサービスの方がいいように思えるけど、せっかくはてなフォトライフという内部サービスを使うんだから、画像の使い方の自由度を上げてくれると、わかりやすい差別化になるのではないだろうか。