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finalventさんの「週刊新潮の襲撃実行犯の話」の記事へのブクマコメントの補足

ブログと一言さんお断り - finalventの日記[↑B]

ブロガーというのは間違ってもいいし、むしろ間違えるのを恐れないほうがよいと思う。
 例えば⇒はてなブックマーク - 週刊新潮の襲撃実行犯の話 - finalventの日記
kanose マスコミ, 新聞 掲載一週目だからかもしれないが、今読むと何ともいえない記事だこと…。でも、新潮の盟友である週刊文春でもツッコまれていたのに 2009/08/23

 kanoseさんお得意の、後出しじゃんけん上から目線だが、こういうふうに考えていくのがブログでは一番よくないと私は考えている。ちなみに該当エントリだが、kanoseさんの後出しじゃんけん上から目線は当たっているとは思わない。

ブクマコメントは「なんだかなー」という気分の表明が大きかったので、改めて説明させていただきます
そもそもの週刊新潮の報道に対して、特に疑問を呈せずに、朝日新聞の対応が悪いという話に落とし込んでいることに疑問を感じました。
朝日新聞襲撃事件の犯人に関しては、今まで様々な憶測がされてきました。当然、右翼系の活動家ではないかという話は出ており、SPA!の連載で関係者であると名乗る人間たちと会った話を書いた鈴木邦男氏が自宅を警察に捜索されたりしています。しかし、結局既存の右翼活動家の筋からの捜査では成果は出ていません。
そういう蓄積がある中、週刊新潮の報道は、「既存の右翼団体に所属していたことがある人間による犯行」というものでした。それに説得力を持たせるためか、アメリカ大使館員からの依頼というCIAの匂いをちらつかせながら。しかし、既存の右翼団体構成員による犯行だったら、とっくのとうに警察がつかめていたでしょう。
話のあまりのひどさからか、週刊新潮の盟友ともいえる週刊文春は次週ぐらいの号で、証言した人物の怪しい経歴を突っ込んでました。元記事の追記で「ごく軽い記事」と言われてますが、証言者への取材もあり、見開き2ページは使われていたと思います。1/3ページ程度の記事なら、「ごく軽い記事」というのもわかりますが、週刊誌において見開き2ページなら、それなりの扱いだと考えます。
また、週刊新潮の報道は、完全なガセだった訳で、当事者である朝日からいえば「難癖としかいえない報道」ですよね。このような「捏造ネタ」を言われた当事者はどのような対応ができたのでしょうか? 「お前嘘言うなよ」ぐらいしか言えないでしょう。


情報の少ない段階で、間違いを恐れずに、何かを言うことを批判した訳ではありません。センセーショナルな情報があった時、まずそのセンセーショナルな情報の妥当性について検証するのが筋でしょう。それが、なぜセンセーショナルな情報に対処する当事者の反応に対しての言及になるのか? 邪推すれば、単に朝日を叩きたいだけなんじゃないの?と思えてしまいます。
実際、ブクマコメントでは、週刊新潮の報道の疑問点などについて考える人などおらず、朝日の対応に注目する人しかいませんでした。そんな状態にうんざりしてコメントしたのです。
あとなぜ今更ブクマしたのかと疑問に感じられているかもしれませんが、何かの記事の関連エントリーでこの記事を発見し、もともとこの新潮誤報事件に関心があったためです。