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マイクロソフトが通信機能を内蔵した携帯ゲーム機を出すとしたら

さて、携帯電話業界で自由な開発ができるといったら、Windows Mobileがあるわけだけど、マイクロソフトXbox Live Arcadeみたいな統合されたソフトウェア配信システムを導入するという予測シナリオは見かけない。というか、マイクロソフトというプレイヤー自体が携帯電話関連の話題では「とりあえず存在している」程度の意識しかされていない感じ。
窓の杜 - 【NEWS】Windowsケータイからアプリを自動インストールできるカタログサイトが開設[↑B]
このソフト配信サイトは有志が運営しているサービスだけど、本来ならマイクロソフトがやるべきサービスだろう。
また、マイクロソフト携帯型ゲーム機への進出がいつも噂としてささやかれている。Zuneは成功しているとはいえないが*1、そもそも携帯ゲーム機と携帯メディアプレイヤー、携帯電話というのはかなり機能の領域が重なったハードである。成功したXbox360の延長でメディアプレイヤー、携帯電話の機能を持った携帯ゲーム機「Xbox Micro」のような存在は想定しているだろう。開発環境はもちろんXNAを使う。*2
次世代の携帯ゲーム機は、もうROMカートリッジやUMDみたいな特殊メディアをつける必要はないだろう。スペックとしてはストレージとして8GB程度のフラッシュメモリーを搭載し、増設用にmicroSDメモリスロット。ソフトウェアはダウンロード配信のみ。有料ソフトを配信するためのDRMを搭載。
ディスプレイは3.5〜4型ぐらいの800×480のWVGAでサイズはEM・ONEぐらいで重さは200〜250グラム。通信機能として無線LANIEEE 802.11b/gとHSDPAを搭載する。SIMロックなしでユーザーは好きなキャリアを選べる。通信機能はWiMAXを考えたけど、携帯ゲーム機に無線LAN機能が載ったタイミングを考えれば、下手に普及するかどうかわからない最先端の技術を入れるよりも、その頃には枯れた技術になるHSDPAが現実的だろう。入力デバイスはタッチパネルとパッドとボタン。フルキーボードはつけると大きくなってしまうのでBluetoothのHIDプロファイルで対処。
なんかmyloの新型といってもよさそうな気がしてきたので、ソニーが出してもよさそうだ。マイクロソフトだったらブラウザーIEしか考えられないが、他の会社ならFirefoxなどの可能性も出てくる。まあ、現実的には組み込み系で強いOperaNetFrontだろうけど。
書いてみて思ったけど、SIMロックなしの携帯電話対応ハードを大手メーカーが出したら、相当インパクトがあるのではないか。アップルはキャリアに口も手も出すというのが特徴として言われたけど、逆にキャリアに口も手も出さない、単に通信部分だけ使わせてもらうよ、というのもありだ。電話機として使わなくてもゲーム機として使えるというのなら、ユーザーも手を出しやすい。
専用キャリアがない場合、メール機能が一番のネックになるが、キャリアに完全に合わせたハードでない限り、まともなプッシュメールができないというのなら、iPhoneMobileMeのように独自のプッシュメールサービスを用意するという手もある。現状の国産携帯電話機のように何も設定せずにメールが使えるというような手軽さはなくなってしまうが。
携帯電話向けメディアプロッセッサーは性能の高いものが多く出ていて、それらを見ているとワクワクするんだけど、実際にそれらを活用したハードというのはなかなか出なくて残念なので、妄想を書いてみた。
※関連
携帯3Dゲーム向けグラフィックスLSI:TC35711XBG|トピックス|東芝 セミコンダクター社[↑B]
東芝、携帯3Dゲーム用LSI「TC35711XBG」を発表 - 1秒で100Mポリゴンを処理 | エンタープライズ | マイコミジャーナル[↑B]
後藤弘茂のWeekly海外ニュース NVIDIAの携帯機器向けメディアプロセッサ「Tegra」の狙い[↑B]

例えば、第1世代iPhoneの場合、Infineon製のベースバンドプロセッサチップと、Samsung製のアプリケーションプロセッサSoCを搭載。SoCに、グラフィックスプロセッサであるPowerVR MBXコア(Imagination Technologies)は、アプリケーションプロセッサコアARM1176(620MHzと報じられている)が統合されている。

この辺のプロッセッサーはCPUとメディアプロッセッサーが一体型になっているものが多く、System on a Chip(SoC)と呼ばれる。引用したようにiPhoneも同じようなSoCだ。Power VRってPCの世界じゃ消えたけど、携帯端末向けプロッセッサーとして生き残っているらしい。
東芝のプロッセッサーは携帯電話用だけど、ここまでの3D性能は現状の携帯電話で求められていないし、8,000円なんて高い単価のチップではコスト的に厳しい。そう考えると次世代PSP用なのかもしれない。

*1:iPodのシェアが異常に高い北米でシェア10%というのは健闘してる方だと思うけど

*2:ZuneでもXNAで開発できるそうなんで、こういうシナリオは当然考えてそうだ GDC08:マイクロソフト、Games for Zuneを発表 XNAで開発 - Engadget Japanese[↑B]