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最近はオーディオブログです

エア感想・エア批評

空気 - 驢馬祭[↑B]

エアギターやエアセックスの例にならって、作品不在で(当の作品をろくに見ず・聴かず・読まず)物される感想や批評をエア感想・エア批評と呼んでみたいと思う。エア感想やエア批評は駄目、なんて堅苦しいことを言うつもりはない。立派な座興だ。大いに結構。イベントやパーティが終れば用はなくなってしまうだろうけどね。

作品を鑑賞せずに、この作品・作者はダメ!と主張する人はよく見かける。この前の未映子氏の芥川賞受賞でも、そういう人を一杯確認できた。この人たちは、多分エスパー。そうしたエア感想・エア批評というのは、ここで言われているように、イベントやパーティの時に場を賑やかすのには貢献するのだろう。
未映子氏は、直接知っている人が、突然テレビという最大のマスメディアでクローズアップされて、露出度が上がると、それだけで「この人は○○に違いない!」っていう人たちが一杯出るのを実体験できたのが面白かった。どこまでテレビに惑わされているんだよ!っていう。そんな人がマスゴミとか言ってたりすると笑うしかない。勝手なことを言われる未映子氏には迷惑な話だが。
場を賑やかしていたエア感想家たちは、なんだかんだいって芥川賞に権威を認めているからこそ、エア感想を書いちゃうんだろうなあ。芥川賞の権威を否定したかったら無視が一番なのにね。
そうだ、Amazonの発売前に投稿されるエアレビューって一掃されないかなあ…。