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SFファンヘイト論は世代闘争

Something Orange -  エンタメ原理主義の落とし穴

それでは、「ガンダムSF論争」はどうか?
これは1980年ごろ、「『機動戦士ガンダム』はSFであるかどうか」を巡って、作家の高千穂遥などがくりひろげた論争です(ここを参照)。
インターネットもないころのことですから、当然、大森さんは参戦していません。

これではまるでインターネットがないと議論がなかったように読めてしまうのが気になった。インターネット以前でも、スピードは大変遅いが、雑誌やファン同人誌などで論戦は行われていたし、ネット環境ならならパソコン通信があった。大森望氏は1961年生まれなので当時20歳前後。大森氏はファンダム活動を積極的にやっていたかもしれないし、もしかすると雑誌(論争があったのはOUT)に投稿していたかもしれない。
なお、ガンダムSF論戦に大森望氏が参加したという話は聞いたことがないので、事実関係での突っ込みではない。ただ、「インターネットもないころのことですから、当然、大森さんは参戦していません」という表現が大変気になってしまい、論の説得力が落ちてしまうのではないかと思ったので。


なお、上の議論はこの辺り関連。
とくめー雑記(更新記録) -  娯楽の本道を間違えた人々
とくめー雑記(更新記録) - こんな長い文章書きたくないよー
とくめー雑記(更新記録) -  SF業界☆めった斬り!
自分も『アニメの『時かけ』はSFではない!』とか言っているようなSFファンを見かけるとトホホと思ってしまうような人間ではあるが、議論自体は当人が言ってるように昔から繰り返されている話なのであまり関心がない。サイファサイファイ。ただ、3番目の記事はSF論争のネット上の痕跡をまとめていて面白かった。
ただ、今回のを見ていて思ったんだけど、現状のSFファンヘイト論は、オタクの内ゲバというより、下の世代が上の世代に挑む世代闘争の面が強くなってそうだ。昭和30年代生まれの第一世代オタクをヘイトするためのツール。昭和40年代生まれの第二世代の人でSF業界に分類される人は誰なんだろうか。
第二世代をヘイトするためのツールがガンダムで、昭和50年代生まれの第三世代をヘイトするためのツールがエヴァエロゲーかも)になって、昭和60年代〜平成生まれをヘイトするためのツールがライトノベルになって…。逆に上の世代が下の世代に抑えるために「萌え」をヘイト対象にしたり。でも、これって実はジャンルヘイトではなくて、盛り上がった時期の「熱狂」を体験できたか否かというのが重要な気がしてきた。あとで詳しく書くかも。
コメント欄で知ったもの。
狂乱西葛西日記2005年6月1日〜6月30日

□そう言えば、こないだの日記では「笠井潔の提言」について書くのを忘れてました。  えーっと、アニメ史的な文脈では、どうやら、「ガンダムはSFではないとSF界全体が認定した」ってことになってるらしい(ガンダムはSFだと思ってる人がSFファンの多数派だと思うけど)。だからこの際、SF国はSF作家クラブ会長名義とかで公式に過去の過ちを認める談話を発表し、「ガンダムはSFでした。すみません」とアニメ国に謝罪して関係の修復をはかるべきではないか――というのが笠井プランです。村山談話のススメ。

すごい笑った。多分謝罪しても、中国の歴史カードのように事ある毎に出されそうだけど。
ガンダムSF論争に関しては、高千穂氏がネットで何か釈明していた記憶があるんだけど、見つからなかった…。
※おまけ
検索していて見つけた2ちゃんねるのスレ。
週24本のアニメを視聴する高千穂先生