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現在音楽を聞く環境としてミニコンポは少数派/一人住まいの人がネット環境を揃えないのは固定回線を持ってないからではないか

現時点でパソコンを持ってない(+不慣れな)20代は珍しくないと思う

20代になると実家から出る者が多くなり、金銭的に厳しくなる。テレビやコンポを買って、その上パソコンも買う? そんな余裕はないのでネットは携帯電話で十分と判断される。ふつうの20代は、他のあれこれを後回しにしてまでパソコンを買ったりはしない。

ブクマコメントでもちょっと書いたけど、ミニコンポ市場は激減している。
ITmedia +D LifeStyle:ミニコンポの復権を目指して (1/2)
ここで挙げているビクターのデータでは、2000年に1148億円だったのが2005年には458億円と約半分になっているという激減ぶりだ。その理由として、一人住まいを始める人間が、テレビ、ミニコンポなどのAV機器をまとめるものとしてパソコンを買うようになり、ミニコンポを買わなくなったからと言われている。
また、このデータを見るとわかるように、ポータブルオーディオはすごい勢いで伸びている。ポータブルオーディオはPCの存在がほぼ前提にある訳で、ここから音楽を聞く環境としてはPCの普及率も上がっていると考えられるだろう。
パソコンを買ってない人は、音楽環境として何を使ってるんだ、ミニコンポやラジカセしかないんじゃないか、と不思議になるんだけど、そこで結構携帯電話というのは強いのかもしれない。携帯電話で音楽なんか聞くの?みたいなことは、ソフトバンク孫社長を筆頭に結構言われているけど、着うたや着うたフルの売り上げを見ると、「音楽環境は携帯電話」という人は結構多いのだろう。
「パソコンを買う」と「常時接続環境を入れる」はつい同時に考えがちだけど、まだまだこの差は結構ありそうだ。そもそもADSLだって、ひきにくい地域はまだまだいっぱいあるんだし。


で、徳保さんの記事で「接続環境はAirH"だけ」というのを読んで思い出して、そういえば触れている人もいなかったので書いておくけど、20代の人間が家庭にネットを引かない最大の原因は「最近は一人住まいを始める時に固定電話を引かない」からではないか。音声連絡手段としては、携帯電話が一つあればいいわけで、固定電話というのは、仕事の面ではともかく、私生活面においてはかなり必要性が薄れている。
しかし、家庭でPCによる快適なネット環境が欲しいのなら、最低ADSLにしないといけないが、そのために電話回線をひく必要がある。*1そこで光ファイバーですよ! 電話もセットで!というのがNTTの戦略だろうが、それに納得する人は、既にネット経験者だろうし。
AIR-EDGEはそうした「固定電話を持たない」層に使われているという面もあるが、イーモバイルは、そうした層もターゲットにしているだろう。アイピーモバイルは戦略的に低価格ADSLを使っている層を狙っていると明言していた。
ITmedia ビジネスモバイル:既存キャリアとの違いを打ち出し、新たなビジネスをする──アイピーモバイルの戦略 (1/2)

「我々のターゲット層はいくつかあります。まず、1つは(固定網の)ADSLのユーザーで、パフォーマンスを追い求めてFTTHにアップグレード“しない”方々です。ADSLの市場は昨年がピークでこれから下がっていくと思われますが、実は現状維持か微増の傾向を示しているセグメントが、1Mbpsから 2Mbpsの低速な契約なんですね。このセグメントは(FTTHへの)流動がなく、シェアが下がっていない。2000円弱で最低限のブロードバンド環境というのは、メールやウェブしかしないといったユーザーに根強いニーズがあるのです。こういう人たちは少なくありません」(小林氏)

余談だけど、アイピーモバイルもモバイル通信環境として面白そうだ。
ITmedia ビジネスモバイル:「MBG」でユーザー自身がホットスポットに──アイピーモバイルがサービスをデモ (1/2)
「持ち歩ける無線LANルーター」ってのはかなり面白いアイデアだ。


そもそもの騒動のその後で気になったものをメモ。
下流か否か――携帯厨とPC厨:阿部重夫編集長ブログ:FACTA online
わざわざ自分のメディアの信頼度を下げるという新しいパフォーマンス。
蟻ん子 - はたしてPCは20代に見放されたのか
データから、グラフを作り直している。

*1:もちろんADSLでは電話回線を引いてない人のために対するサポートもあるが、細かい話なので省略