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樋口真嗣氏の想像力はかわぐちかいじ氏の漫画に影響を受けてそうだ

ローレライ [DVD]
ローレライ』を今頃見た。娯楽映画にしてはあまり高揚感が生まれなかった。サウンドが『U-571』などと比較して潜水艦での重苦しさを感じなかったんだけど、サウンドが薄いせいで高揚感が感じられなかったところがあるのかも。
で思ったのは「なんか、かわぐちかいじ漫画の映像化だなあ」ということ。計画を企てた軍人の思想は『ジパング』で、最後の戦闘は『沈黙の艦隊』だし。
しかし、あの軍人の思想(無条件降伏をするぐらいなら…っての)は未来を知ってるから生まれそうな気がする。そうか、第二次世界大戦に出てくる日本軍人は『ジパング』の草加のように何かの形で未来を知ったか、実は未来人だったんだよ! そうすれば納得できる!
稲葉振一郎氏が『日本沈没』に関してかわぐちかいじ氏に似ているという指摘をしているらしい。『太陽の黙示録』は『日本沈没』を意識しているのは確実だろうし。
小松左京氏のアイデア面での想像力(SF的想像力と日本民族話を絡める)が、かわぐち漫画に影響を与えていて、かわぐち漫画のビジュアルイメージが、樋口真嗣氏の映画に影響を…という流れか。