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コミュニケーションの男女差を扱った書籍

id:hideousさんにコメント欄で紹介してもらったデボラ・タネン氏による書籍。目次や紹介を見ると、よくいわれるようなコミュニケーションスタイルの男女差の説明の元ネタかなという気がした。

「愛があるから…」だけでは伝わらない―わかりあえるための話し方10章

「愛があるから…」だけでは伝わらない―わかりあえるための話し方10章

男と女の心のすれちがいはお互いの会話スタイルの違いから来る。その違いを頭に入れ、自分の考えが正確に相手に伝わる頭のいい話し方といい関係を手に入れる方法を紹介。会話の成功と失敗の差がわかる。

文庫版より書籍版(ISBN:4062059185)のほうがユーズドは安い。

「ねえ、あたし、風邪ひいちゃったみたいで頭がとっても痛いの」と、女が男に訴える。ここで彼女たちが聞きたいのは、「そうか。僕も頭痛のつらさはよくわかるよ」の言葉なのに、たいていの場合は、「そうか。それなら薬を飲めばいいじゃないか」のひと言を聞く。その結果、女は「男は冷たい」と思い、男は「女は愚痴ばかりこぼす」と突き放す。この不幸なギャップは何なのか。本書は「男と女の会話」で起こりがちな誤解にスポットを当て、理解しあえない理由を解き明かす。

どうして男は、そんな言い方 なんで女は、あんな話し方―男と女の会話スタイル9to5

どうして男は、そんな言い方 なんで女は、あんな話し方―男と女の会話スタイル9to5

これはビジネスの現場を舞台にしたもの。

社会言語学的観点から見ると、幼いころから「序列社会」を作る男性は、上に立つには自分の優秀性を仲間に誇示しなくてはならない。一方、横並びが原則の「非序列社会」に住む女性は、自慢話やストレートな物言いを嫌う、という。しかし、男の話し方が主流のビジネスの世界では、女性の会話スタイルはマイナスに働きかねない。実際に、ストレートな言い方をする女性は、「果断なリーダー」とは呼ばれず、「猛女」のレッテルを貼られてしまう。しかし女性のソフトな物腰は、職業人・上司としての自信や能力を問われかねないのも事実、という。

これを読んで、ちょっと連想したこと。
同人誌の世界で、男性は大手サークルのような売り上げによる序列を意識しない傾向があるが、女性は過剰に意識する傾向が強いというのが、以前から不思議だった
ARTIFACT@ハテナ系 - 売上が大きく違うサークルの人同士は友達になれない?
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20040825/circle
で、男性はビジネスの場で序列社会をやっているから、趣味の世界まで序列を持ち込もうとしないんだけど、女性はビジネスの場での序列から疎外されているために、趣味の場で序列闘争をするのが一因なのかもしれない。他にも、見せ人間関係*1に対して、常に意識的だからとか、いろいろ要因はあるだろうけど。


ふわふわな毎日 - 女性新入社員の教育問題の現実について知りたい
http://d.hatena.ne.jp/nazone/20060204#p1
教育問題ではないけど、最後の書籍がお悩みに関連しているのではないかと思ったのでTrackBack

*1:自分より格上だと思われる人間と付き合って、自分を格上に見せる