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最近はオーディオブログです

ネットの動員

isedの議事録を読み直していて、ちょっと関連することに気付いたのでメモ。
ised@glocom - ised議事録 - 9. 倫理研第3回: 共同討議 第2部(1)
http://ised-glocom.g.hatena.ne.jp/ised/05090312#p1

世代論にしてしまう気はないんですが、少なくとも2ちゃんねるアイロニー・ゲームを見出していたのは30代だけだと思っています。20代以下は、わりとカーニバル的な、つまりサッカーの応援と機能的に等価な祝祭へと雪崩こんでいった。その後2ちゃんねるの大規模オフは下火になったのですが、ブログやSNSなどを通じて、この動きは分散しつつも拡大しています。SNSのなかで起きていることはなかなか表に見えにくいのですが、たとえばmixiを通じてオフ会をやりますといったら、100人くらいが集まるのは容易になった。3年前だったら、2ちゃんねるのオフで50人集まったらそれこそ祭りでしたが、いま100人規模のオフでさえも頻繁に行われている状態です。つまり、閉じているけれども、それゆえに規模だけはどんどん大きくなっているという状況がある。

これは鈴木謙介氏の発言なんだけど、最近それを強く実感する。この頃、普段よく見ているようなネットコミュニティ界隈のイベントだけではなく、それ以外のコミュニティのイベントに行くんだけど、そういうところでもかなりの人が集まっている。
笑えるサイトナイト 〜人気サイト作者がトークセッションしちゃいます〜
http://note.fm72.com/event/
先日、このイベントに行ったんだけど、前売り券のみというちょっとハードルの高いイベントにも関わらず、ロフトプラスワンをほぼ満員にしていた。満員なので180人はいただろう。
なお、このイベントを知ったのは開催直前で、当日券があれば入ろうと思っていて、当日行ったら開場時間にならないと当日券は売れないというので、それならしょうがない、帰るかと思ったら、たまたまチケットが余っているという人がいたので売ってもらった。知らない人、ありがとう。
さて、このイベントに参加しているサイトは、

僕の見た秩序。
http://www.dfnt.net/t.html
母さん
http://mother.cside.com/
ダンカン
http://dancom.jp/
探偵ファイル
http://www.tanteifile.com/

といったサイトで、どれもかなりのアクセスを集めているサイト群だ。自分は、定期的に読むことはないけど、読んだことはあるという感じ。明確な数はReadMeに参加している『僕の見た秩序。』ぐらいしかわからないのだが、ユニークで1日平均4万はある。
http://s.readmej.com/m/tatsuki_y/hotmail.com
さて、これだけ人数を集めているイベントなのに、ブログ検索エンジンで「笑えるサイトナイト」を検索しても、言及しているサイトは少ない。ブログとこういったサイト界隈の相性はかなり悪いようだ。
公開サイトのイベントであっても、こういった不可視化というのはたくさんある訳で、首都圏ならネットを使って、100人ぐらい集めるというのは、もはやあまり不思議ではない光景だ。
ただ、この東京圏での人の集まりやすさに関して、「ロフトプラスワン」という特殊な場所があるからというのは大きいんだろうけど。