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最近はオーディオブログです

腐女子の自己言及

http://diarynote.jp/d/38638/20040820.html
書こうと思っていたんですが、地雷犬さんがわかりやすく説明してくれてました。
僕は、どうして男性同士なのか?といった嗜好(内面)を語って欲しいとは思っていません。それについては、ある程度ドキュメントが整理されてますから、それらを読めば済みます。そうではなく、女性オタクの歴史や傾向について当事者が自己言及してくれると嬉しいなあと思っていたのです。傾向に関しては、現状の同人誌業界をフィールドワークして得られる情報もありますし、用語などはネットで簡単にわかります。でも、どういうムーブメントがあったかなどの過去の情報は追いかけるのが大変難しく、当事者でないとわからないことが多いです。
もちろん、部外者に理解してもらう必要は感じないから、言及する必要はないというのならしょうがないですが、歴史に関しては当事者の方たちも興味深い話になるのではないでしょうか。


これに関連して。

http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20040820#p1
腐女子に関心が向くということは、それだけ腐女子のコミュニティが商業的に無視できない規模である、ということを意味するのであって、その商業的な関心を否定する権利は、いかなる立場にあろうとも存在しないと思う。

腐女子コミュニティで愛好されるものは、すべてが商業的関心によってメリットを得られる訳ではありません。たとえばジャニーズに代表される生ものやおいの商業化はないし(J禁という言葉が何のためにあるか?)、アニメや漫画の版権元は公式に認めていないし、原作者が嫌っていたりする可能性はあります。唯一商業になっているアンソロもほとんどは版権元に許可を取っていないので別問題。
男オタクは、自分たちの欲望を可視化することによって、様々な作品を享受できるようになったというメリットを得たけど、腐女子の場合、欲望の可視化が自分たちのメリットに繋がる訳ではないのです。