ARTIFACT@はてブロ

最近はオーディオブログです

キーワードは「個性」なのか

・いわゆる「個性」を重んじ、「人と違うことはいいこと」だと考える人たちは、なぜ生まれたか?
・日本の社会自体は「個性」をつぶす方向できたが、一方で教育では「個性重視」を掲げてきた。その矛盾はどう処理されてきたのか? その矛盾が「不思議ちゃん」を生んだ一因かも。
岡田斗司夫いわく「個性というのはつぶそうしても、どうしても出てきてしまうもの。教育で育つものではない」これは同感。
・「個性」を主張することが当然の欧米の社会では、日本で言うような「不思議ちゃん」は生まれているのか?
・自覚のなかった真性不思議ちゃんが、他人からの指摘によって自覚するようになったらどうなる?
・芸大などの「クリエイティブ」という単語が似合うところにおいては、「個性」が重視される。そういう場において、不思議ちゃんは発生しやすいが、作品に個性が必要なのであって、本人に個性は必要とされていない。にも関わらず、本人が個性的であろうとする人は多い。
・個性的な作品を作れば、唯一無二の存在になりやすいが、そのようになれる人は少数。だから、本人のキャラとして、個性があるよう演じる?
・これは、同人誌など、作り手と受け手が未分化の世界で生まれやすい現象かも。
・『ハチミツとクローバー』の舞台が美大というのは象徴的。
・仮性、真性の分け方で考えると、「個性を他人に認めてもらいたい人」と「他人と違うことを恐れず、確信をもって、自分の行動ができる人」に分けられる。仮性と真性の分け方は、他者の承認が必要か否かが分けるポイントではないだろうか。前者は他者の承認が必要だし、後者は必要としていない。
個人主義の問題に繋がりそうな気がしてきた。