ARTIFACT@はてブロ

最近はオーディオブログです

RSGとは何を意味するのか?

イラストサイトを見てたら、「RSG風にした」というコメントがあって、一体なんだろうとしばらく悩んだ。イラストはゲーム風にメッセージウィンドウがついている。そこで「恋愛シミュレーションゲームの略なのでは?」と天の声が。
「Renai Simulation Game」略して「RSG」! なんでローマ字が(笑)。まるで漫画のコマの隅にローマ字で作者のコメントがあるような。普通に恋愛SLGと言おうよ…。

短文記事のブクマされやすさ

萌え理論Blog - はてブの「統合メディア論」関係注目記事はスパムか
http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20061111/1163251826
一行だけ書いて即ホッテントリに入るのはid:kanoseだけで十分だよ!

萌え理論Blog - はてブコメントの最終進化形態は2ちゃんの「2」
http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20061111/1163257258

なんかコメントだとわかりにくかったようなので補足。
長文記事というのは書き手が相手に伝えたいイメージがはっきりしており、読み手の解釈が限定される。そのため、ブクマへの敷居が高くなる。でも、短文は読み手には解釈の自由度があり、いろいろ想像の余地がある。特に、いろいろな人に思い当たるような思わせぶりなことを書くと、ブクマされやすくなる。
というのが、最近の自分の一行程度での多数のユーザーにブクマされる記事の構造だろう。どうしてもブクマされたい!という人は同じ方法をやってみるといいかもしれないけど、そればっかりやっても書いている方は飽きるし、いつもやっていると読み手が「ああ、またそれか」と思う様になるので注意。

オタク向けコンテンツ配信媒体としての携帯電話

オタクといえばPC使うのが当たり前…みたいな感じがあるけど、携帯の高機能化に伴い、情報端末としてだけではなく、コンテンツを配信するメディアとしてもっと普及するのではないかという関心があるのでメモ。

asahi.com: 100億円市場にリーチ 『電子書籍ビジネス調査報告書2006』 - デジタル読書トレンドウオッチ - BOOK
http://book.asahi.com/trendwatch/TKY200609300224.html

まずは市場規模データ。

平和の温故知新@はてな - 携帯端末向けライトノベルについてまとめてみる
http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20060630/p2
平和の温故知新@はてな - 電子書籍方面に新たな動き ラノベにも影響?
http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20060927/p1
平和の温故知新@はてな - ケータイ小説の話をまとめてみる
http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20061109/p1

積極的に言及している。

ウィンドバード::Recreation - ケータイ化するポストラノベ
http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20061103/1162494908
LightNovel Group - CAXの日記(Group::Lightnovel) - RE:ケータイ化するポストラノベ
http://lightnovel.g.hatena.ne.jp/CAX/20061103/p1

ポストラノベとしてケータイ小説を見る。

REVの日記 @はてな - オタクカルチャーの前衛をケイタイ小説が担うか
http://d.hatena.ne.jp/REV/20061109#p4
これは、「物語の起承転結と、キャラクター性を兼ね備えたコンテンツを製作する」ためのコストは「メディア」が洗練するにつれて高価なものになり、試行錯誤が困難になるためコンテンツが硬直化し、新たな試行錯誤は新たな「メディア」で行なわれる。そんな風に認識しています。

新たなメディアは新しい作り手が参入しやすいので、若返りが行われやすい。

発熱地帯: ケータイ小説ライトノベル
http://amanoudume.s41.xrea.com/2006/11/post_307.html

受け手の世代から見た考察。

まいじゃー分室〜トンボのメモ帳〜 - ケイタイ出身のライトノベル作家が生まれる可能性は……
http://d.hatena.ne.jp/tonbo/20061104/p1
なによりケータイの小さい画面では挿絵がしょぼい!! ライトノベルの魅力はこの時点で半ば死んでます。

これはVGA液晶の普及で結構変わるのでは。dpiとしては紙と変わらなくなるし、絵がすべてカラーになるのは利点だ。ライトノベルで活躍するイラストレーターはCG世代なので、モノクロよりカラーの方が魅力的だし。もちろん画面の小ささの問題は残るが。

asitakiの日記 - ケータイ小説に関する誤解
http://d.hatena.ne.jp/asitaki/20061110#1163140194

ケータイ小説とは、読む者ではなく、中高生の自己表現への欲求の強さをうまく利用したコミュニケーション主体のネットサービスであるという視点。中高生から金のかわりに時間を奪う企画出版みたいなもんだと思えばいいのかもしれない。

デジモノに埋もれる日々: 新ΣBOOK?「Words Gear」発表 - 電子書籍涼宮ハルヒの夢を見るか
http://c-kom.homeip.net/review/blog/archives/2006/09/bookwords_gear.html

パソコンが故障した場合、コンテンツの再発行ってないのか! これはひどい…。
携帯の売り切り型コンテンツでも、再ダウンロードする場合、再購入を必要としないのは2週間から1ヶ月程度のものが多くてちょっと何だかなあと思う。機種変更したら全部ダウンロードし直ししないといけない。

Nintendo DS用ゲームソフト DS電撃文庫
http://www.mediaworks.co.jp/d_original/dsgame/index.php

ライトノベルのメリットである「安い」を捨てて、ゲームに近い価格で勝負するのはちょっと分が悪そう。漫画やライトノベルは単価の安い娯楽だからこそ強いんだから。新規層ではなく、ファン向けアイテムとしてならありなんだろうけど。シリーズものがまとめて読める、とかいうのならもうちょっと売りになるかな。

ノベルゲームサービス

エロゲーのようなノベルゲームとラノベのような小説の中間地点みたいなものを、携帯向けFlashでできないだろうか。書籍なみの少人数で作れて、かつ書籍よりリッチな表現が可能ならば、低コストの物語メディアとして供給できる。PCでノベルゲームエンジンがたくさん出て、ノベルゲームの開発の敷居が低くなり、『月姫』のような人気同人ゲームが出たように、携帯向けFlashに特化したエンジンとか出れば、在野の作り手が参入しやすくなる。
※参考
ARTIFACT ―人工事実― : 新しい物語伝達メディア
http://artifact-jp.com/mt/archives/200401/storymedia.html
こういう視点で、ビジュアルアーツキネティックノベルhttp://kineticnovel.jp/)の動向を気にしていたのだが、あまりうまくいかなかったようで。運営元がモビータエンタテインメントから、BgameBoxという美少女ゲームダウンロードサイトに移管していた。


でも、エンジンだとどうしてもPCでの操作が必要になり、まだまだ敷居が高い。ケータイ小説サイトは投稿から成り立っているそうだけど、これは携帯のみでPCを持たないユーザーでも作れるのがポイントなんだろう。だから、携帯端末のブラウザからスクリプトを書くだけでゲームになるサービスぐらいの敷居の低さがほしい。イラストは手描きを端末のカメラで撮影。もっと綺麗な絵を使いたい人向けにPCにも対応すればいい。でも、ブラウジングは携帯をメインにしてしまう。
要はノベルゲームをブログを書くぐらいの敷居の低さにすれば、もっとたくさんの人が参入して面白くなるんじゃないかという話。携帯にこだわったのは携帯でも読める様にしたほうが閲覧者が増えるだろうというのをにらんで。
ケータイ小説サイトは小説版YouTubeという指摘があったけど、リッチな表現を簡単にできるサービスは需要があるだろう。出版社がやれば、ブランド力があるし、そこで人気が出たものは出版とかいえば、いいサイクルになりそうだ。
このサービス単体で稼ごうとするのは無理があるので、未来の作家予備軍発掘場所として考えたい。